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「あの瞬間は本当にクールだった」マチャドからの称賛、そして痛恨の一発! 揺れる起用法の中で掴んだ存在感

THE DIGEST編集部

2025.06.17

今季は主にリリーフとして登板しているカスパリウス。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの26歳右腕、ベン・カスパリウスは、今季は主にリリーフとして登板し、防御率2.91と好成績を収めており、ドジャース投手陣の中でも頭角を現している。

 現地6月11日(日本時間12日)、敵地ペトコ・パークで行なわれたパドレス戦では、カスパリウスがマニー・マチャドから98マイル(約158キロ)の速球で空振り三振を奪った。『Dodgers Nation』によると、カスパリウスは「彼はリーグ屈指の選手だから、あの瞬間は本当にクールだった」とコメント。マチャドも頷きと指差しでその球威を称賛していたという。
【動画】カスパリウス、マチャドからの称賛、そして痛恨の一発!
 
 その後、6月16日、本拠地で迎えたパドレス4連戦の初戦。カスパリウスは、3番手として2回表2死からマウンドに上がった。6回表、先頭打者としてマチャドが打席に立つ。カウント3-2とフルカウントに持ち込まれた7球目、96.2マイル(約155キロ)のフォーシームをライトスタンドへ運ばれ、11号ソロホームランを浴びた。先日の奪三振劇とは対照的な結果となった。

 この試合カスパリウスは、6回1死の場面でマウンドを降りた。3回2/3を投げて被安打3、奪三振2、四球1、失点2(自責点2)という内容だった。ドジャースは6対3で勝利を収め、カスパリウスは勝利投手となった。

 先日、ロバーツ監督はカスパリウスの次回登板について「先発で起用する予定」と明言していたが、この日はリリーフ登板となった。今後も起用法は柔軟に変わる可能性があるが、チームの信頼に応える投球を続ければ、先発定着も現実味を帯びてくるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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