大型トレードでサンフランシスコ・ジャイアンツに加入したラファエル・デバースが、新天地で鮮烈なデビューを飾った。試合前の記者会見では率直な思いを語り、試合では２安打１打点と、新たなキャリアを力強くスタートさせた。
【動画】デバース、タイムリー二塁打と入団記者会見

　現地17日、MLB公式サイト『MLB.com』によると、デバースは記者会見でボストン・レッドソックスについて「過去のことだ。今はここで全力を尽くす」と、新天地での決意を示した。守備については「チームが必要とする場所ならどこでもプレーする」と明言。さらに「彼らが私をここに連れてきたのは勝つためだと思う。私は勝つこと、競争することが好きな人間だ」と、勝利への強い意欲を見せた。
  　試合後、デビュー戦で２安打を記録したデバースは「最初の打席は少し緊張したけど、ファンの声援や拍手に励まされた」とコメント。打席に立つたびにスタンディングオベーションで迎えられたことについては「最高の歓迎をしてもらえて、本当にうれしかった」と感謝の気持ちを口にした。

　ボブ・メルビン監督は「デバースはどこを守ってもいい、打順も何番でもいいと言ってくれた。今日は３番・DHだったが、今後は一塁のゴロ処理などを練習させ、しっかり準備できたら守らせる予定。今のところはDHと一塁の併用になると思う」と、段階的な起用方針を明かした。

　デバースの加入は、プレーオフ出場を狙うジャイアンツに大きな期待と活気をもたらすだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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