現地６月19日、フアン・ソト（メッツ）がブレーブス戦の初回に安打を放ち、通算1000安打に到達した。

【動画】ソト、レジェンドの領域に至る通算1000安打！

　ソトはカウント２－２から、ブレーブス先発のスペンサー・ストライダーがインローに投じたスライダーを強振。打球はライト前へと抜けていき（打球を処理したのは奇しくも2018年にナ・リーグ新人王を争ったライバルのロナルド・アクーニャJr.だった）、悠々と一塁に到達して快挙を達成した。
 
　ソトはこの日で26歳と238日（誕生日は10月25日）。27歳になる前に通算1000安打に到達するのはこれで史上84人目となる。ソトはすでに通算200号もクリアしているので、「27歳の誕生日を迎える前に1000安打＆200本塁打」となると、史上17人目となる。

　だが、ソトの快挙はこれだけではない。すでにソトは通算800四球にも到達しており、「27歳より前に通算1000安打＆200本塁打＆700四球」は、スウィッチヒッターとして史上最多の通算534本塁打を放ち、殿堂入りもしている元ヤンキースのスーパースター、ミッキー・マントル、一本足打法で６度の本塁打王に輝いた通算511発のメル・オットーしか存在しない。これは「700四球」での括りなので、「800四球」となるとMLBの長い歴史でソトたった一人である。

　偉大なるレジェンドに肩を並べ、それを超えていくソトにファンも熱狂。「おめでとう、ソト！」「3000安打も夢じゃないぜ！」とＸには祝福のコメントが並んだ。26歳にして、すでに殿堂入り選手の領域に手をかけているソトは偉大というしかない。
　
構成●SLUGGER編集部

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