MLB

大谷翔平がまたも死球! 大荒れの「警告試合」に…山本由伸は7回途中3失点の粘投も6敗目

THE DIGEST編集部

2025.06.20

大谷(左)はまたも死球。山本(右)は7回途中まで3失点の粘投も今季6敗目を喫した。(C)Getty Images

 予想もしない大荒れな試合となった。

 現地6月19日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でのサンディエゴ・パドレス戦に3対5で敗れ、連勝が5でストップした。今季7勝目を目指して先発した山本由伸は6回1/3を投げ、7安打5奪三振3失点の粘投だったが負け投手となり、6敗目を喫した。
【動画】またも死球で両軍入り乱れる乱闘騒ぎが勃発…その一部始終

 山本は立ち上がりを三者凡退で抑えたが2回に1アウトから5番ザンダー・ボガーツに4号ソロホームランを献上。4カード連続でパドレスに先制点を許してしまう。

 3回は圧巻の三者連続三振。4回は先頭のルイス・アラエスの打球が一直線に向かってきて右足付近を直撃するアクシデントがあったが、右腕は後続を問題なく打ち取り投球に影響がないことをアピールした。

 その裏、2死一塁で1番・指名打者で先発出場した大谷翔平が右前打。一、三塁にチャンスを広げたが、続くムーキー・ベッツは三ゴロに倒れて得点にはつながらなかった。

 5回は連打から無死一、三塁のピンチを背負うとホセ・イグレシアスに犠飛で追加点。なおも次打者に左安打を浴び1死一、二塁とピンチが続いたが、マーティン・マルドナドを三球三振。強打者フェルナンド・タティースJr.を外角のカットボールで内野ゴロに打ち取り、窮地をしのいだ。

 エースを援護したい打線はその裏、2死後からトミー・エドマンが四球、キム・ヘソンの右安打で一、三塁とチャンスを拡大。一発が出れば逆転の場面で大谷に打順が回ると、パドレスは先発のライアン・バーガトから左腕アドリアン・モレホンにスイッチする。大谷は外角のスライダーに中途半端なスイングでバットに当ててボテボテの投ゴロ。絶好の得点機を逸した。
 
 パドレスを2点に抑えていた山本は7回も続投。しかし先頭のボガーツに二塁打を打たれると、続くジェーク・クロネンワースに初球のストレートを左中間に弾き返される適時二塁打で重い3点目を失う。7番イグレシアスをスプリットで見逃し三振に仕留めたあと、球数がちょうど100球に達して山本は降板。2番手のルー・トリビノが2死二、三塁とピンチを広げたが、なんとか無得点に抑える。

 ドジャースは8回にメジャーに昇格したばかりのジャック・リトルを投入したが、2点を失い5点差に。その裏、大谷が先頭で登場したがフルカウントから最後は内角のスライダーにバットが空を斬り三振に倒れた。

 9回表には遺恨が勃発した。パドレスのタティースJr.が死球を受けて倒れ込むと、マイク・シルト監督が激怒してベンチから飛び出しデーブ・ロバーツ監督とも応戦する事態に。両軍入り乱れる乱闘騒ぎが起き、両チームの指揮官が退場処分となる異例の事態に発展し、主審から「警告試合」が申告された。​​​​​​

 その裏、ドジャースは連続四球などで1死一、三塁の好機をつくるとトミー・エドマンが中適時打でようやく1点を返す。9番キム・ヘソンの内野ゴロの間に三塁ランナーが返り、2対5と点差を詰める。2死三塁で大谷が背中に死球を受け、パドレスのスアレスが退場処分に。ドジャースは2死満塁と一打逆転サヨナラにつなげたが、最後は緊急登板したパドレスの松井裕樹にメジャー初セーブを献上した。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「待て待て待てw」大谷翔平が劇的サヨナラ勝利後に取った"珍行動"にネット笑撃!「何しとんねん(笑)」「好きすぎる」

【記事】「お前、誰だと思ってるんだ」パ軍監督の罵声にも冷静対応!パヘス、大谷翔平への死球に「フラストレーションがたまった」

【記事】カブスが菊池雄星を獲得か?「すでにエンジェルスと接触している」パフォーマンス、契約条件含め今夏の補強に最適と地元メディア
NEXT
PAGE
【動画】またも死球で両軍入り乱れる乱闘騒ぎが勃発…その一部始終