ロサンゼルス・ドジャースは現地６月19日、本拠地サンディエゴ・パドレス戦に３対５で敗北。試合後には、ドジャースの敗戦を決定づけた最後の打席における審判のジャッジに対して、現地記者から疑問の声が噴出した。

【動画】またも死球で両軍入り乱れる乱闘騒ぎが勃発…その一部始終 　３点ビハインドで迎えた９回２死満塁、ダルトン・ラッシングがパドレス７番手の松井裕樹と対戦した場面で、初球の高めに外れた直球を見逃したにもかかわらずストライク判定に。さらに２－１からの４球目、現地映像のフレームでも完全に外れた外角のストレートを見逃したが、またもストライクが宣告され、６球目を空振りして試合終了となった。

　ド軍専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は自身のXで、松井の投球が５球目まで全てストライクゾーンから外れていたことを示す投球分布図を引用しながら、「ラッシングは５球をスイングせず見送り、（唯一ストライクゾーンに入っていた）６球目を空振りし試合終了となった。本当にひどい」と投稿した。

　また、同じくド軍専門メディア『DodgersDigest』のブルース・クンツ記者も自身のXで、「審判が試合の流れを劇的に変えるのには、もううんざりだ。１球目も４球目も微妙な判定ですらなかった。ドジャースは、最も重要な場面での２つのひどい判定のせいで敗れたとも言える」と苦言を呈した。

　今回の試合では、３回にもドジャース先発の山本由伸が投げたゾーン真ん中やや高めの完全なストライク球がボール判定となり、“イマキュレート・イニング”（３者連続三球三振）の偉業達成をあと１球のところで逃すなど、審判の判定に対する疑問が挙がっていた。

構成●THE DIGEST編集部

【画像＆動画】現地記者が指摘した“２つのボール球”＆山本由伸の偉業達成を阻んだ誤審の瞬間