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WBC初制覇を目指す中南米強豪2か国で新指揮官決定!母国メディア・関係者から高い期待と要求「日本、アメリカ、ベネズエラ…といった優勝候補国がひしめく中で」

THE DIGEST編集部

2025.06.21

中南米の強豪でもWBCに向けた動きがみられている。写真は、プエルトリコ代表のリンドーア(メッツ)とキューバのボラノス。(C) Getty Images

 来年3月に行なわれる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、各国代表チームが着々とチーム体制を整えている。今回新たにプエルトリコ、キューバの2か国の新指揮官決定のニュースが海外メディアにより伝えられた。

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 これまで2大会で準優勝の実績を残しているプエルトリコは、ヤディアー・モリーナ氏の代表監督再任が決定。現地時間6月18日、プエルトリコ野球連盟が発表した。選手、監督としても大会出場の経歴を持つモリーナ氏への期待の声が、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)公式サイトの中で紹介されている。
 

 同サイトでは、「MLB史上でも屈指の名捕手」と評されるモリーナ氏について、「選手として4大会連続でWBCに出場し、そのうち2度(2013年・2017年)決勝戦に進出。さらに、2023年大会では監督としてチームを準々決勝に導いた」と国際舞台での実績も称えている。

 他にも、プエルトリコ野球連盟のホセ・ダニエル・キレス・ロサス会長によるコメントを掲載。「ヤディアーの再任は、偶然でも感情的な判断でもない。それは再確認だ。彼にはキャラクター、規律、そしてナショナルチームを率いるための知識がある。彼は、フィールド内外で敬意と献身を呼び起こす真のリーダーだ」と語るなど、2大会連続でチームを率いる指揮官への賛辞を並べている。

 一方、キューバ国内の様々な情報を発信する『CiberCuba』では、ヘルマン・メサ氏の代表監督就任を報じている。

 現役時はキューバ国内で名遊撃手として名を馳せたメサ氏は初めて代表監督の役割を担うこととなり、任期が2028年までと同メディアは説明。さらに、「彼の主な職責の中には、国内外にいる有力選手との連絡・勧誘や、トレーニングシステムおよび国際大会へ向けた強化のロードマップの構築が含まれる」などと論じている。

 他にも、キューバの大会初制覇を目指す上での要求は高く、「日本、アメリカ、ベネズエラ、ドミニカ共和国といった優勝候補国がひしめく中、キューバ代表の準備には綿密な計画、柔軟な戦略、そして力強いリーダーシップが不可欠となる。そしてそれらの資質を、メサは最初から証明していかなければならない」などと見解を示している。

 プエルトリコ、キューバはいずれも、紛れもない強豪国であり、やはりそれぞれの指揮官への期待は大きい。次回大会でも上位進出の可能性を秘める両国は、果たしてここからどんなチーム作りを進めていくのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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