スーパースターがついに目覚めた。
 
　現地６月19日、ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが本拠地でのボルティモア・オリオールズ戦に「３番・右翼」で先発出場し、７試合ぶりの27号ソロを含む４打数３安打１打点、１四球と活躍した。直近７試合で26打数３安打と調子を落としていた怪物打者は自身のボブルヘッドデーに躍動し、復活を印象付けている。
 【動画】ジャッジが放った27号ソロ

　ヤンキー・スタジアムを沸かせたのは、３回先頭の第２打席だ。オリオールズ先発の菅野智之と対峙すると、第１打席で中前打を放っていたジャッジは、カウント２-２から６球目のフォーシーム（150キロ）を強振。打球速度104.2マイル（約167.7キロ）、飛距離368フィート（約112メートル）を計測する一時勝ち越しとなる豪快アーチを右翼席に放り込んだ。
  　試合後、米ニューヨーク州地元放送局『YES Network』が取材映像を公開。ヤンキースの主将は、「春季キャンプでも少し彼（菅野）を見ていたんだ。また彼を見ることができてよかった」と話し始め、「６つの球種を使い分け、それらをゾーンのあらゆる場所に投げ込む投手だ」とその印象を語っている。
 
「我々に良い打席がいくつかあったと思う」と続けているジャッジは、「初回に２点を取られた後、すぐに２点を取り返せているのが大きい」と試合展開を振り返っていた。なお、試合はヤンキースが３対５で惜敗。直近８試合で１勝７敗と苦しい状況が続いている。
 
構成●THE DIGEST編集部

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