現地６月22日、大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）は本拠地で行なわれたワシントン・ナショナルズ戦で今季２度目の復帰登板を果たした。投手としては、１回を無安打無失点、２奪三振の好投。打者としても１番・DHで大暴れし、４打数２安打５打点の大活躍。走者一掃の三塁打と26号２ランを放ち、球場を大いに沸かせた。

【動画】今季２度目の登板！２者連続“空振り三振”でピンチを切り抜ける

　先頭打者をわずか１球で一ゴロに打ちとり、続く打者は変化球で内野フライ。味方のエラーで走者を出したものの、その後は連続三振でピシャリと締め、危なげないマウンドさばきを見せた。

　バットでも見せ場はたっぷり。４対３と１点リードで迎えた７回無死満塁の場面で、内角低めのスライダーを引っ張った鋭いゴロがライト線を破り、走者一掃のタイムリースリーベース。さらに８回の第５打席で、８試合ぶりに快音を響かせた。
  　投打で躍動した30歳は、試合後には清々しい表情で「前回よりリラックスして投げられた」とコメント。１回で降板した理由は「元々そういう予定だった」と説明し、こう続けた。

「思っていたよりも早めに復帰は出来ているので、今日また投げて、明日以降の反応を見ながら、徐々にイニングを増やしていければ、元の状態以上に戻れる自信は出てきているので、まだまだ直さないといけない点は多いですが、一つひとつ改善したい」

　そして「現段階ではまずクオリティを上げていくことと、徐々に（球数、イニングを）増やしていくことが大事かなと思います」と力強く語った。

　完全復活へと着実に歩を進める“二刀流”大谷翔平。その背中からは確かな自信と希望があふれている。

構成●THE DIGEST編集部

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