投打両面で圧巻のパフォーマンスだ。

　現地６月22日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地ワシントン・ナショナルズ戦に「１番・投手兼DH」で先発出場。１回無安打無失点、２奪三振の投球内容で降板すると、打撃でも７回に走者一掃の三塁打、８回に８試合ぶりの26号２ランを放つなど、４打数２安打５打点、１四球と存在感を示し、13対７のチーム勝利に貢献した。

【動画】「爆発的だ」と女房役も絶賛のスイーパーで移籍後初の三振を奪う！ 　まず初回先頭、１番CJ・エイブラムズを一ゴロに仕留めると、２番ジェームズ・ウッドに対しては、遊撃ムーキー・ベッツの落球で出塁を許した大谷。ただ、１死一塁から３番ルイス・ガルシアをスイーパーで空振り三振に斬り、暴投後の２死二塁では、４番ネイサニエル・ロウをカットボールで空振り三振に。この鮮烈な投球内容には、女房役も賛辞を惜しまない。

　この日、公式戦初バッテリーを組んだダルトン・ラッシングは、試合後の取材に対応。ドジャース専門メディア『Dodger Blue』が会見映像を公開しており、そのなかで24歳の新人捕手は、「素晴らしい。すべての球が爆発的だ。ゾーンに変化球やスイーパーを投げ込み、カウントを有利に進めながら打者を仕留められた」と振り返っている。

　さらに動画内では、「まさにユニコーンで、何でもこなす。その身体能力に加え、彼は本当に良いチームメイトだ。それがここに来て以来、最も驚かされたことの一つ」と絶賛。「あらゆる種類の球を投げていた。彼のやりたいことを何でもサポートするという立場に徹したつもりだ。彼はマウンド上で、自分なりのプランを持っている」とバッテリーとしての大谷との向き合い方を明かした。

　投打で異次元の輝きを放つ大谷。彼の活躍は、まさに野球界の常識を覆し続けている。

構成●THE DIGEST編集部

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