ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、今季絶好調のウィル・スミス捕手がこの調子をシーズン終了まで持続させられるとの考えをド軍専門メディア『Dodgers Nation』に明かした。

【動画】代打ウィル・スミスが放った劇的サヨナラHR！ 　現在スミスはリーグ首位の打率.328、出塁率.425の成績をマークしており、OPS.969も大谷翔平（ドジャース）に次ぐリーグ２位。特に得点圏では打率.433（リーグ１位）、36打点と驚異的な数字を叩き出している。

　ただスミスは昨季も最初の54試合で打率.291、OPS.856、本塁打９本をマークするなど好調をキープしていたものの、６月に試合中の走塁で左足首をねん挫し骨挫傷を負うと、オールスターブレイク以降には打率.215、OPS.687、本塁打わずか５本にまで成績が低迷した。

　この負傷は未だに完全には治っていないというが、ロバーツ監督はスミスの現在の体調について「フレッシュで健康だと思う」とコメント。「いくつかの怪我を抱えてきたが、足を万全な状態で維持できれば、この（リーグ最高クラスの）パフォーマンスは維持できる」とスミスの後半戦に自信を覗かせた。

　ロバーツ監督がそう語る一因が期待の新人捕手ダルトン・ラッシングの存在だ。５月に念願のメジャー昇格を果たした24歳はここまで16試合に出場し、打率.244、９打点と打撃面でまずまずの結果を残しているほか、守備でもロバーツ監督から高評価を得ている。

　ロバーツ監督は現状の捕手の起用法に満足しており、「私はかなり（スミスの健康状態に）自信を持っている。ダルトンを起用し、ウィルに休養日を与えるという方針を続けていく必要があるんだ」との考えを示した。

構成●THE DIGEST編集部

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