ポール・スキーンズ(パイレーツ)の恋人リヴィ(本名オリヴィア)・ダンが、中年男性たちによるストーカー被害に遭っていると自身のSNSで告白した。
スキーンズと同じスポーツの名門ルイジアナ州立大学(LSU)出身のリヴィは元エリート体操選手。昨年、最高峰の大会であるNCAA(全米大学体育協会)女子体操選手権で同校史上初となる女子団体戦優勝というフィナーレを飾って同校を卒業した。今年4月に膝の怪我などで競技生活は引退するも、SNSでの総フォロワー数1500万人超という人気ぶりでインフルエンサーとしても活躍。この5月には『スポーツ・イラストレイテッド』誌恒例の水着特集号の表紙を飾るなど、モデルとしても引っ張りだこで、全米を飛び回る日々を送っている。
そうした仕事や日常をSNSで頻繁に発信しているリヴィだが、当然ながらスケジュールまでは公開していない。にもかかわらず、行く先々の空港で、毎回少なくとも10人以上の中年男性のグループが彼女を待ち構えて、執拗に絡んでくるようになっているという。彼らは、保安検査場の列にも航空券を買ってまで入ってきては40枚ものリヴィの写真や彼女が特集されている雑誌を手に「サインをしてくれ」とつきまとい、彼女がサインを断ると逆上して怒鳴ってくるのだとか……。
「彼らが怒鳴ってくると、場は騒然となるし、たまたま私の近くに居合わせた人も怖い思いをすることになります」とリヴィは毅然と訴えるが、彼女自身も怯えている。ある日の夜行便では、早朝に到着した目的地で一人、手荷物受取所で彼らに囲まれたそうで、その直後に涙ながらに「恐ろしいし、どうしたらいいかわからない」と心境を語る動画も投稿している。
リヴィによると、彼らはわずか20分しかない乗り継ぎ空港にも出没するという。つきまといは、仕事に向かう道中だけでなく、家族と休暇を過ごす移動中にも起きているのだそうだ。「なぜ行動が知られているのか気味が悪い」と明かし、「最悪なことに、こうした被害に遭っているのは私だけではありません。(2024年パリ五輪・陸上200メートル女子金メダリストの)ギャビー・トーマスも、同様の被害を動画で訴えています。女性にとっては恐怖なので対策が必要です」と声を上げている。 陸上界のスター選手であるトーマスは、今年1月にストーカー被害を自身のSNSで告白。やはり中年男性のグループが全米の空港に出没するのだという。同様に、"40枚ぐらい"束にした彼女の写真にサインを求めるといい、断ると逆上するという反応も同じだ。
「恐ろしいのは彼らが私のフライト情報を知っていること」といい、空港外だけでなく、搭乗口でも繰り返し待ち伏せされている。いつも何十枚もの彼女の写真を持って待ち構えているため、「なぜ私が今、ここにいると知っていたのですか?」と尋ねても、「ちょうどあなたを見かけたので」と偶然を装ったり、辻褄の合わない話をしたりするという。
サインを拒否すると決まって攻撃的になるため、怖くて仕方がないという。わざわざ航空券を買ってまで全米中の空港や搭乗ゲートで待ち伏せしていることから、販売目的の組織である可能性や、彼女らの個人情報が漏洩している可能性も考えられる。トーマスも「どこに相談すべきか……」と投げかけるが、実際に警察や空港セキュリティに相談しようにも、アメリカでは州ごとに管轄も制度も異なり、違法性の立証も難しいようだ。
彼女らがTikTokで「彼らは時間、場所、空港、何もかも把握しています!!! 気を付けて」と投稿すると、さらに同様の被害を受けている女性アスリートたちが反応した。テニスのスター選手ココ・ガウフ、体操選手として史上最多の世界大会メダル獲得数を誇るシモーネ・バイルズ、同じくオリンピック女子体操金メダリストのスニサ・リーなどだ。
こうしたストーカー行為は一線を越えた深刻な侵害である上、男性が複数人で女性アスリートを取り囲んで圧力をかけるやり方は悪質極まりない。SNSによる情報社会で安全と尊厳を守るためには、多方面での対応や見直しが求められるが、今はまだ個々人が声をあげながら用心して対応しているのが実情のようだ。
文●松山ようこ
まつやまようこ。フリーランスの翻訳者・ライター。野球をはじめとするスポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Web、雑誌、SNSコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。『SLUGGER』で「笑劇トピックス」を連載中。
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スキーンズと同じスポーツの名門ルイジアナ州立大学(LSU)出身のリヴィは元エリート体操選手。昨年、最高峰の大会であるNCAA(全米大学体育協会)女子体操選手権で同校史上初となる女子団体戦優勝というフィナーレを飾って同校を卒業した。今年4月に膝の怪我などで競技生活は引退するも、SNSでの総フォロワー数1500万人超という人気ぶりでインフルエンサーとしても活躍。この5月には『スポーツ・イラストレイテッド』誌恒例の水着特集号の表紙を飾るなど、モデルとしても引っ張りだこで、全米を飛び回る日々を送っている。
そうした仕事や日常をSNSで頻繁に発信しているリヴィだが、当然ながらスケジュールまでは公開していない。にもかかわらず、行く先々の空港で、毎回少なくとも10人以上の中年男性のグループが彼女を待ち構えて、執拗に絡んでくるようになっているという。彼らは、保安検査場の列にも航空券を買ってまで入ってきては40枚ものリヴィの写真や彼女が特集されている雑誌を手に「サインをしてくれ」とつきまとい、彼女がサインを断ると逆上して怒鳴ってくるのだとか……。
「彼らが怒鳴ってくると、場は騒然となるし、たまたま私の近くに居合わせた人も怖い思いをすることになります」とリヴィは毅然と訴えるが、彼女自身も怯えている。ある日の夜行便では、早朝に到着した目的地で一人、手荷物受取所で彼らに囲まれたそうで、その直後に涙ながらに「恐ろしいし、どうしたらいいかわからない」と心境を語る動画も投稿している。
リヴィによると、彼らはわずか20分しかない乗り継ぎ空港にも出没するという。つきまといは、仕事に向かう道中だけでなく、家族と休暇を過ごす移動中にも起きているのだそうだ。「なぜ行動が知られているのか気味が悪い」と明かし、「最悪なことに、こうした被害に遭っているのは私だけではありません。(2024年パリ五輪・陸上200メートル女子金メダリストの)ギャビー・トーマスも、同様の被害を動画で訴えています。女性にとっては恐怖なので対策が必要です」と声を上げている。 陸上界のスター選手であるトーマスは、今年1月にストーカー被害を自身のSNSで告白。やはり中年男性のグループが全米の空港に出没するのだという。同様に、"40枚ぐらい"束にした彼女の写真にサインを求めるといい、断ると逆上するという反応も同じだ。
「恐ろしいのは彼らが私のフライト情報を知っていること」といい、空港外だけでなく、搭乗口でも繰り返し待ち伏せされている。いつも何十枚もの彼女の写真を持って待ち構えているため、「なぜ私が今、ここにいると知っていたのですか?」と尋ねても、「ちょうどあなたを見かけたので」と偶然を装ったり、辻褄の合わない話をしたりするという。
サインを拒否すると決まって攻撃的になるため、怖くて仕方がないという。わざわざ航空券を買ってまで全米中の空港や搭乗ゲートで待ち伏せしていることから、販売目的の組織である可能性や、彼女らの個人情報が漏洩している可能性も考えられる。トーマスも「どこに相談すべきか……」と投げかけるが、実際に警察や空港セキュリティに相談しようにも、アメリカでは州ごとに管轄も制度も異なり、違法性の立証も難しいようだ。
彼女らがTikTokで「彼らは時間、場所、空港、何もかも把握しています!!! 気を付けて」と投稿すると、さらに同様の被害を受けている女性アスリートたちが反応した。テニスのスター選手ココ・ガウフ、体操選手として史上最多の世界大会メダル獲得数を誇るシモーネ・バイルズ、同じくオリンピック女子体操金メダリストのスニサ・リーなどだ。
こうしたストーカー行為は一線を越えた深刻な侵害である上、男性が複数人で女性アスリートを取り囲んで圧力をかけるやり方は悪質極まりない。SNSによる情報社会で安全と尊厳を守るためには、多方面での対応や見直しが求められるが、今はまだ個々人が声をあげながら用心して対応しているのが実情のようだ。
文●松山ようこ
まつやまようこ。フリーランスの翻訳者・ライター。野球をはじめとするスポーツやエンターテイメント関連コンテンツの字幕翻訳をはじめ、Web、雑誌、SNSコンテンツ、関連ニュース、企業資料などの翻訳や制作を請け負う。『SLUGGER』で「笑劇トピックス」を連載中。
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