ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、新人捕手ダルトン・ラッシングのここまでのパフォーマンスを「素晴らしかった」と称賛し、今後改善すべき点についてド軍専門メディア『Dodger Blue』に説明した。

【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり！ 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻＆パートナー”を一挙紹介！ 　マイナーでは打撃力に定評があったラッシングだが、今年５月のメジャー昇格以降は、16試合の出場で打率.244、９打点１本塁打、OPS.689とその強みを生かしきれておらず、前任の２番手捕手オースティン・バーンズと大差ない打撃成績となっている。

　そんなラッシングについて、ロバーツ監督は打撃での苦戦を認めつつも、今は守備での貢献を求める時期だと語る。

「率直に言って、彼の役目は（MLBの）守備を身につけ、守備力をさらに向上させることだ。キャリアを通して打撃重視の選手だった彼にとって、これは確かに調整が必要だ。でも打撃面は、（現時点では）プラスアルファでしかない」

「まず一番大切なのは、考え方を変えることだ。２番、３番、４番、５番バッターになったら、話は別かもしれない。でも、８番で打席に立つようであれば、守備の良いキャッチャーを目指すべきだ。彼はまさに今、それをやっている。大きな当たりを狙うのではなく、ただ打席をコントロールし、プレッシャーや期待を増やさないようにするだけだ」

　この背景には、ウィル・スミスというオールスター捕手の存在があるとロバーツ監督。「若い選手として適応しなければならない。決して簡単ではないが、彼は成長の余地とチャンスを得ているんだ」と立場の難しさに触れながらも、ラッシングがすでに「投手陣のコントロール」という捕手として真に求められるスキルを見せていると絶賛する。

「現時点で我々が期待していた全てを発揮してくれた。打撃面に関しては、もちろん今後はもっともっと努力してほしいが、彼のこれまでの働きは素晴らしいものだ」

　同メディアは、「今シーズン終了後にドジャースはスミスとラッシングの両方を先発ラインアップで起用する方法を見つける必要があるかもしれない」と主張。「もしそれが不可能であれば、トレードという選択肢がラッシングとチーム双方にとって最も価値のある結果となるかもしれない」と大器の片鱗を見せている24歳の将来を見通した。

構成●THE DIGEST編集部

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