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マリナーズのエース右腕から2発! 3年連続20本塁打達成の鈴木誠也、カブス指揮官が称賛「積極性が増している」

THE DIGEST編集部

2025.06.23

マリナーズのエース相手に、2本の本塁打を放った鈴木。(C)Getty Images

 日本人スラッガーの勢いが止まらない。

 現地6月22日、シカゴ・カブスの鈴木誠也は、本拠地でのシアトル・マリナーズ戦に「3番・右翼」で出場し、今季4度目の1戦2発を放つなど、4打数2安打3打点と活躍。3年連続の20本塁打に到達しており、同記録はロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現在継続中の5年連続に次ぐ日本人2人目の快挙だ。

 1本目が飛び出したのは、0対2の初回2死走者なしという場面。相手先発ローガン・ギルバートと対峙すると、高めの初球フォーシームを振り抜き、左翼席に弾丸ライナーで飛び込む19号ソロに。3点を追う5回2死一塁の第3打席では、カウント1-1から3球目の内角スプリットを完璧に捉え、左翼席上段への20号2ランを放った。

【動画】鈴木誠也が1試合2発! 弾丸ライナーと青空に高々と上がった大飛球
 
 試合後、カブスを率いるクレイグ・カウンセル監督は、報道陣の取材に対応。地元放送局『Marquee Sports Network』が映像を公開しており、その中で指揮官は、対戦相手のギルバートを「素晴らしい投手。リーグの中でも優秀な投手のひとりだ」と表現したうえで、この難敵から2本塁打を放つ鈴木の打撃力を称賛した。

 続けて、鈴木がアグレッシブな姿勢でギルバートとの対決に臨んでいたと分析しており、「最初の打席がまさに好例だ。積極性が増し、その意識を少しだけ引き上げているんだと思う」と指摘。「何かを大きく変えたわけではないだろうが、それが大きな違いを生んでいるはずだ」と語った。

 なお、試合はカブスが6対14で完敗。3回、5回に守備で2失策を喫する場面もあった鈴木だが、打撃での貢献ぶりはチーム内で際立っている。

構成●THE DIGEST編集部

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