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「キャリア最悪のスランプ」不振ヌートバーを“あえて”起用し続ける理由とは? カーディナルスの“起用方針”を現地報道「それを見極めるには...」

THE DIGEST編集部

2025.06.24

打撃不振が続くカーディナルスのヌートバー。(C)Getty Images

 シーズン序盤の好調から一転、打撃不振が続くセントルイス・カーディナルスのラーズ・ヌートバーに対し、米メディア『Sports Illustrated』が現地6月21日、「なぜカーディナルスは今シーズン、ヌートバーをスタメン起用し続けているのか?」と綴り、起用方針の裏にある球団の狙いについて報じた。

 27歳のヌートバーは今季、開幕から安定した出場機会を与えられているが、同メディアは「6月中旬時点で打率.229、出塁率.335、長打率.371、OPS.706とキャリア最悪のスランプに陥っている」と記し、打撃不振を指摘。それでも起用が続く理由について、「ヌートバーは今季、球団が最も注視している選手のひとり」と続け、以下のように綴った。

「チームは今季、ヌートバーの将来を見極める重要な年と位置づけている。目先の勝利よりも将来の戦力判断を優先している」

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 また同メディアは「だからこそ、マーモル監督はヌートバーがキャリア最悪の不調に陥っているにもかかわらず、起用し続けている。ヌートバーがメジャーのレベルで不調をどう乗り越え、どう調整していくか。それを見極めるには起用を続けるしかない」とも説明した。

 同メディアは、カーディナルスがヌートバーについて「将来的に外野手のレギュラーとして起用できる選手とみており、現在の不振から抜け出すことを期待している」と記述。最後にこう綴り、締めくくっている。

「今季のカージナルスは意外な健闘を見せているが、現時点でワールドシリーズを狙える戦力ではない。だからこそ今、勝つことよりも近い将来に勝てるチームを作ることに重きを置く戦略は理にかなっている」

 ヌートバーはこの打撃不振から抜け出し、再びリードオフマンとしての活躍を見せることはできるのか、今後の動向にも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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