昨年のワールドシリーズでロサンゼルス・ドジャースの胴上げ投手となった右腕、ウォーカー・ビューラー。今季、ボストン・レッドソックスに1年2105万ドル（約30億円）で加入し、大きな期待を背負っていたが、新天地で不調が続き、苦しいシーズンを送っている。
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　今季ここまで13試合すべてに先発し、５勝５敗、防御率6.29と自己ワーストの成績。５月２日には右肩滑液包炎のため、４月29日に遡って15日間の負傷者リスト入り。５月20日に復帰したが、その後の７試合は１勝４敗、防御率8.59と低迷している。
  　現地24日、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』によると、23日のエンジェルス戦で５失点を喫した後、ビューラーは「まだメジャーで投げられると思っている。でも、ドジャース時代の実績は、今のチームに貢献できなければ意味がない。プレーオフを目指すこのチームの26人の一員になれなければ、過去のことなんて関係ない」と悔しさを滲ませたという。

　かつての栄光は過去のものとなり、ビューラーは正念場を迎えている。同メディアはレッドソックスのアレックス・コーラ監督が「先発ローテーションでの起用法について話し合うつもりだ」とコメントしたと報じており、不振が続けば、ブルペンへの配置転換や、トレードの可能性も浮上してくるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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