ロサンゼルス・ドジャースは現地時間６月24日、コロラド・ロッキーズと敵地で対戦し、９対７で３連戦の初戦を勝利で飾った。この試合の開始前、両チームのスタメンが発表されると韓国メディア『スポーツ朝鮮』が反応。キム・ヘソンの名前がなかったことで、デーブ・ロバーツ監督の起用法への私見を、公式サイト上で綴っている。

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　この日、ロッキーズが右腕のヘルマン・マルケスを先発に立てており、同メディアは試合前に「キム・ヘソン、またも右腕先発相手にスタメン落ち　妥協を許さぬロバーツ監督の“強情な”信念」などと銘打ったトピックを配信。その中で、「ロバーツ監督の心の中でキム・ヘソンは、あくまで『バックアップ』にすぎない。なかなか先発のチャンスを与えようとしない。相手が右投手の先発であっても、今回もベンチ待機となった」と伝えた。

  　先月３日のアトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビューを果たして以降、キム・ヘソンは規定打席未満ながらも.372（６月24日現在）と高い打率を残しており、出場して打席に立った直近５試合でも、４試合で安打を記録している。

　安定した打撃を披露している一方で、満足にスタメンでの出場機会が与えられていないことから、母国メディアも複雑な反応を示す。この試合では、マルケスが防御率６点台という成績であることから、「ロバーツ監督が『わざわざ』キム・ヘソンというカードを切らなかったのだと理解することもできるかもしれない」などと指摘する。

　また、この日のドジャースのラインアップに対する印象も綴っており、「相手先発投手がそれほど強力でないため、打撃状態が悪い（マイケル・）コンフォートや（トミー・）エドマンをスタメンに入れても、それほどリスクではないと判断された可能性もある。たとえ現在の打率が低くても、コンフォートやエドマンがコロラド先発マルケスを攻略できると信じているのだ」と持論を展開した。

　さらに、低打率と評する両者には他にも、「キム・ヘソンよりもずっと豊富なMLB経験を持っていて、しかも、年俸もキム・ヘソンより高く設定されている。こうした『序列』が、スタメン構成に大きく影響しているのだ」と同メディアは訴えている。

　結局、このロッキーズ戦でキム・ヘソンは最後まで出場機会がなく、ベンチでチームの勝利を見届けることとなった。やはりこの先、ドジャースのレギュラーの座を掴むためには、さらなるアピールが必要なのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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