現地６月25日、米メディア『Athlon Sports』はロサンゼルス・ドジャースが、ボルティモア・オリオールズの守護神フェリックス・バティスタ投手をトレード期限までに獲得する可能性があると報じた。

　ナ・リーグ西地区で首位を走るドジャースは、今季もワールドシリーズ制覇を視野に補強へ動くと見られている。そんなド軍について、同メディアは「トレード期限までに買い手として名乗りを上げるだろう」と予測し、こう伝えた。

「トレード候補にオリオールズの右腕バティスタの名前が挙がっている...」

　30歳のバティスタは、メジャー３年目のクローザー。MLB１年目の2022年には65試合に登板し、15セーブ、防御率2.19、WHIP0.93と圧巻の成績を残し、翌23年には56試合に登板し、防御率1.89、WHIP0.92、セーブ数を33に伸ばしオールスターゲームにも選出。リーグ屈指の守護神へと成長したが、23年８月末に右肘の内側側副靱帯（UCL）を損傷し、トミー・ジョン手術を受けて24年シーズンを全休していた。

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  　復活を果たした今季は28試合に登板。16セーブ、防御率2.60、WHIP1.12の成績をマークしている。そんなバティスタのドジャース入りの噂について、同メディアはこう記した。

「今季、バティスタは全盛期の22年、23年には及ばないものの、依然としてリーグ上位に入る優秀なスタッツだ。この数字を見る限り、ドジャースのブルペンに加われば即戦力となることは間違いない」

　また同メディアはバティスタについて、「ブルペンに厚みをもたらし、守護神の座を奪う可能性すらある」と太鼓判を押した。条件面についても「25年の年俸はわずか100万ドルで、さらに２年間の調停権も残されている」と記し、現実的であると言及。さらに、以下のように指摘した。

「ドジャースはトレード期限に向けて確実に動きを見せると予想されており、バティスタの獲得はブルペン強化における起爆剤となるかもしれない」

　トレード期限（７月末）までに複数の補強に動くと見られるドジャース。期限が迫るなか、今後の展開から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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