ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は現地６月25日の敵地コロラド・ロッキーズ戦に先発登板し、５回56球無失点１被安打６奪三振１四球の好投で７勝目獲得の権利を得て降板した。

【動画】121キロのカーブでこの試合１つ目の空振り三振を奪う山本由伸 　山本は初回、タイラー・フリーマン、ハンター・グッドマンを外野フライに打ち取ると、ジョーダン・ベックから空振り三振を奪う。２回も空振り三振２つと二ゴロに抑える上々の立ち上がりとなった。

　３回に２死から９番サム・ヒリアードにこの試合初のヒットを許した山本だったが、後続をきっちり抑えて流れを渡さず。４回は安定したピッチングで３者凡退、５回も３人でイニングを終わらせた。

　対するロッキーズ先発の新人右腕チェイス・ドーランダーも５回まで被安打１と好投しており投手戦の様相を見せていたものの、６回２死二、三塁の場面で雨が降り始め、その影響か二塁手がボールを見失うハプニングが発生。思わぬ形でドジャースが２点の先制に成功した。

　山本は球数的には続投が可能だったが、雨により約１時間半の中断を挟んだため降板した。同５月26日のクリーブランド・ガーディアンズ戦の勝利以来、０勝３敗の山本にとって約１カ月ぶりの勝ち星獲得のチャンスを得た。

　なお、マウンドを引き継いだドジャース２番手ルー・トリビノが１点を失い、試合は６回終了時点で３対１となっている。

構成●THE DIGEST編集部

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