デトロイト・タイガースのエース左腕タリク・スクーバルは昨年、18勝４敗、防御率2.39 、WHIP0.92という圧巻の成績を残し、ア・リーグのサイ・ヤング賞を受賞したMLBを代表する投手だ。
【動画】スクーバル、ツインズ打線から13奪三振を記録

　現地６月29日（日本時間30日）、本拠地コメリカ・パークで行なわれたミネソタ・ツインズとの３連戦最終日に先発したスクーバルは、７回を投げて93球、被安打１、13奪三振、１四球、無失点の快投。３対０とリードした状況でマウンドを降り、チームはそのまま勝利。スクーバルは今季10勝目を挙げ、ニューヨーク・ヤンキースのマックス・フリードと最多勝利数で並んだ。
  　この試合スクーバルは、初回に２つの三振を奪い三者凡退に抑えると、２回と３回は三者連続三振。最初の９人の打者のうち８人から三振を奪うなど、序盤から圧倒的な投球で自己最多タイの13奪三振を記録した。

　試合後、地元メディア『Detroit Free Press』に対し、スクーバルは「今日はバッターに対して先行できたことが良かった。０―１や１―１のカウントで優位に立てたことで、多くの場面をコントロールができた。素晴らしい試合だったよ」と、手応えを語った。

　スクーバルは今季17試合すべてで先発し、10勝2敗、完投1、完封1、109回を投げて防御率2.15、WHIP0.83と抜群の安定感を誇っている。チームもアメリカン・リーグ中地区で首位（53勝32敗）を走り、２位クリーブランド・ガーディアンズに11.5ゲーム差をつけて独走している。

構成●THE DIGEST編集部

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