現地７月１日、ニューヨーク・メッツのカルロス・メンドーサ監督が、右太もも裏を痛めて離脱中の千賀滉大投手のリハビリ状況について「順調に進んでいる」と語ったと、複数の米メディアが報じた。

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　メンドーサ監督は、同１日に本拠地で行なわれたミルウォーキー・ブルワーズとの試合前に千賀の状況について、以下のように説明した。

「リハビリ中のセンガは日曜（現地６月29日）に打者相手に投げた。アップダウンを入れたライブBP（打者相手の実戦形式の打撃練習）を消化したよ。同２日はブルペンで投げて、その後にPFP（ピッチャーのフィールディング練習）もやる予定だ。そのブルペンを見てから今後を決める。ただ、もう日曜に打者相手に投げることができたから、順調に進んでいる」
  　また現地記者から「ブルペン後にリハビリ登板に進む可能性はある？」と質問を受けると、メンドーサ監督は「可能性はある。あるけれど...繰り返しになるけど、明日のブルペン後にどうなるかを見てからだね」とコメントした。

　メッツは千賀が故障離脱して以降、３勝13敗と大きく負け越し、それに加えて右腕タイラー・メギルやグリフィン・キャニングら他の先発陣も相次いで離脱するなど投手陣が崩壊し、大きな痛手となっていた。

　米メディア『Sports Illustrated』は千賀の順調な回復を伝えた上で、「今週中にリハビリ登板を始められれば、オールスター明けの７月中旬にもメジャー復帰が見込まれる」と予測している。

　千賀は負傷前、13試合に先発登板し、ナ・リーグ屈指の防御率1.47をマーク。この数週間で、メッツにとって欠かせない存在であることが明らかになった。ナ・リーグ東地区制覇を目指す後半戦に向け、エースの完全復活が待たれる。

構成●THE DIGEST編集部

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