現地７月１日、メキシコの野球専門メディア『AlBat』は「リンドーアは息切れか？　メッツのスター選手は著しい不振に直面」と題した記事を更新。ニューヨーク・メッツのフランシスコ・リンドーア内野手の長引く不振について報じた。
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　同メディアによると、リンドーアは「メッツでの過去30試合で、打率.212と不調から抜け出せない状況が続き、ホームランこそ７本を放っているものの、出塁率は.269、OPSは.653と抜け出せない泥沼にはまっているようだ」と綴り、続けて、「彼の実力に見合う数字ではない。（この成績は）ファンやチームにとって大きな懸念材料となっている」と伝えた。

　今年11月で32歳となるリンドーアは、2021年にメッツと2031年までの10年総額3億4100万ドル（約490億円）の契約延長に合意。昨季は152試合に出場し、打率.273、33本塁打、91打点、107得点、29盗塁、OPS.844（出塁率.344+長打率.500）の成績を残すなど、主力選手としてチームを牽引してきた。そんなリンドーアについて以下のように指摘した。
 
「野球にスランプはつきものだが、今季の不振は期間も深刻さも問題視されている。長打率は.384と、かつてのパワーも影を潜めた。メッツがポストシーズン進出を目指すなら、スター選手の復活は絶対条件だ。問題は（メッツ首脳陣が）『あとどれだけ待てるのか』という点だ」

　また同メディアは「メッツの監督もこの状況を把握しており、リンドーアが立ち直ることを信じてサポートを続けている。しかし時間は刻一刻と過ぎており、チームには結果が求められている」と厳しい意見を寄せた。

　リンドーアは今季ここまで83試合に出場し、打率.258、16本塁打、43打点、51得点、OPS.775（出塁率.327＋長打率.447）の成績をマーク。しかし、同メディアの指摘通り、直近６試合では打率.080（25打数２安打）、０本塁打、１打点、５三振と絶不調だ。

　メッツのスター内野手は、このスランプを乗り越え、再び快音を響かせる日は来るのか。今後の巻き返しに期待が高まる。

構成●THE DIGEST編集部

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