現地7月1日、米メディア『The Athletic』は「カブス・鈴木誠也、パワー面で“新境地”へ」と題した記事を更新し、今季、キャリアハイの本塁打ペースを刻むシカゴ・カブスの鈴木誠也について、打撃面でのある変化に注目した。
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鈴木は、今季81試合に出場し、打率.258、23本塁打、70打点、OPS.858(出塁率.312+長打率.546)の好成績をマーク。そんな日本人スラッガーについて、同メディアは次のように好調の要因を分析した。
「過去のシーズンとあまり変わらない側面もある。今シーズンはwRC+(得点創出能力を示す指標)133で、2024年は137と、昨年とほぼ同等だ。しかし、特筆すべきは、打席での『積極性』がもたらしたスズキのパワー面での進化だ」
その進化について、同メディアは「今まで通り『力強い打撃力』『空振り率の低さ』『ストライクゾーン外のボールを追わない』など、これらの要素においてMLBトップクラスだ」と太鼓判を押した上で、加えて「今季はメンタリティにも明らかな変化が見られ、カウントの早い段階から積極的にスイングするようになるなど、今シーズンは打席でのアプローチを調整している」と記述。以下のように変化した点を詳細に伝えた。
「初球スイング率は16.1%(3%増)と、リーグ全体では低水準ながら、キャリア最高の数字となった。また、全体的なスイング率も自己最高41.8%を記録。キャリア初期に『もっと積極的にスイングすべきだ』という意見が上がっていたスズキにとっては、大きな変化と言える」
また同メディアは、特に2ボールの場面で、昨季までのスイング率は「45.6%」だったが、今季は「62.2%」と大幅に増加していることを記述。また記事の中で「カウント2ー0で打席を終えた時のOPSは1.091で、リーグ平均を41%上回っている」と説明し、甘い球を逃さず仕留める意識が結果につながっていると指摘した。
今季の鈴木について、カブスのクレイグ・カウンセル監督も「彼はより強く打球を打ち、打球を高く上げられるようになっている。またライナー性の打球が増えているんだ」と語り、こう称賛している。
「セイヤは本当に優れたスイングをしている。とてもバランスが良くて、下半身から身体を上手く使ってパワーを生み出している。良いスイングのメカニクスとパワーがあれば、身体が大きくなくても強い打球は打てるんだということを見せている」
カウンセル監督の指摘通り、同メディアによると鈴木は昨季と比べて「平均打球速度は時速92.7マイル(約145.4キロ)で昨季比で1マイル上昇し、打球角度も2度上昇して18.3度となった。ゴロ率は28.8%で、初めて30%を下回った」と指摘。さらに、「バレル率(打球速度と角度を組み合わせた指標)」でも注目の数字が現れているという。
「バレル率が昨季から驚異の7.5ポイント上昇し、今シーズンは18.9%と、全体7位の高水準に達した。アーロン・ジャッジやオオタニ・ショウヘイのレベルには及ばないものの、スズキはパワー部門で強力な選手から、カイル・シュワーバーをはじめとする長打のスラッガーと肩を並べるトップクラスの選手へと成長した」
鈴木が「真の強打者」へと進化したことは、ポストシーズン進出を狙うカブスにとって大きな武器になりそうだ。今季、どこまで本塁打を量産できるのか。今後のパフォーマンスからも目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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鈴木は、今季81試合に出場し、打率.258、23本塁打、70打点、OPS.858(出塁率.312+長打率.546)の好成績をマーク。そんな日本人スラッガーについて、同メディアは次のように好調の要因を分析した。
「過去のシーズンとあまり変わらない側面もある。今シーズンはwRC+(得点創出能力を示す指標)133で、2024年は137と、昨年とほぼ同等だ。しかし、特筆すべきは、打席での『積極性』がもたらしたスズキのパワー面での進化だ」
その進化について、同メディアは「今まで通り『力強い打撃力』『空振り率の低さ』『ストライクゾーン外のボールを追わない』など、これらの要素においてMLBトップクラスだ」と太鼓判を押した上で、加えて「今季はメンタリティにも明らかな変化が見られ、カウントの早い段階から積極的にスイングするようになるなど、今シーズンは打席でのアプローチを調整している」と記述。以下のように変化した点を詳細に伝えた。
「初球スイング率は16.1%(3%増)と、リーグ全体では低水準ながら、キャリア最高の数字となった。また、全体的なスイング率も自己最高41.8%を記録。キャリア初期に『もっと積極的にスイングすべきだ』という意見が上がっていたスズキにとっては、大きな変化と言える」
また同メディアは、特に2ボールの場面で、昨季までのスイング率は「45.6%」だったが、今季は「62.2%」と大幅に増加していることを記述。また記事の中で「カウント2ー0で打席を終えた時のOPSは1.091で、リーグ平均を41%上回っている」と説明し、甘い球を逃さず仕留める意識が結果につながっていると指摘した。
今季の鈴木について、カブスのクレイグ・カウンセル監督も「彼はより強く打球を打ち、打球を高く上げられるようになっている。またライナー性の打球が増えているんだ」と語り、こう称賛している。
「セイヤは本当に優れたスイングをしている。とてもバランスが良くて、下半身から身体を上手く使ってパワーを生み出している。良いスイングのメカニクスとパワーがあれば、身体が大きくなくても強い打球は打てるんだということを見せている」
カウンセル監督の指摘通り、同メディアによると鈴木は昨季と比べて「平均打球速度は時速92.7マイル(約145.4キロ)で昨季比で1マイル上昇し、打球角度も2度上昇して18.3度となった。ゴロ率は28.8%で、初めて30%を下回った」と指摘。さらに、「バレル率(打球速度と角度を組み合わせた指標)」でも注目の数字が現れているという。
「バレル率が昨季から驚異の7.5ポイント上昇し、今シーズンは18.9%と、全体7位の高水準に達した。アーロン・ジャッジやオオタニ・ショウヘイのレベルには及ばないものの、スズキはパワー部門で強力な選手から、カイル・シュワーバーをはじめとする長打のスラッガーと肩を並べるトップクラスの選手へと成長した」
鈴木が「真の強打者」へと進化したことは、ポストシーズン進出を狙うカブスにとって大きな武器になりそうだ。今季、どこまで本塁打を量産できるのか。今後のパフォーマンスからも目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
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