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「時代遅れのルールが本物のスターを締め出す」鈴木誠也の球宴選出外を現地メディアが痛烈批判!「最大の舞台の信頼性を傷つける」

THE DIGEST編集部

2025.07.08

リーグトップの打点をマークするも、鈴木のオールスター選出は叶わず。(C) Getty Images

リーグトップの打点をマークするも、鈴木のオールスター選出は叶わず。(C) Getty Images

 今季ここまで86試合に出場し、両リーグトップの77打点と好成績を記録するシカゴ・カブスの鈴木誠也。しかし、現地7月6日に発表されたMLBオールスターのメンバーには選出されなかった。

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 このことについて現地でも批判的な声が上がっている。米メディア『ON TAP SPORTS NET』は、カブスの同僚でオールスターに選出外となったマイケル・ブッシュとともに「無視されてもなお輝いている。鈴木誠也とマイケル・ブッシュはもっと良い扱いを受けるに値する」と題した記事を掲載。チームがナ・リーグ中地区で首位に立ちながらも、選出外となった問題を次のように論じている。

「ファンの失望だけではないだろう。これは、順位表の下位に埋もれているチームも含めて、すべてのチームを称えるというリーグの主張であり、より深い問題だ。これが原因でカブスの2人が輝かしい瞬間を逃したのだ」

 さらに同メディアは今シーズンの鈴木の成績を称えつつ、「怪我に邪魔をされた昨シーズンの後、鈴木はナ・リーグでもっとも完璧な打者のひとりとして戻ってきた」と絶賛。その上で「優勝レースの真っ只中にいるチームで、この成績を残しているんだ」と強調している。

 また、「時代遅れのルールが本物のスターを締め出す」と綴り、MLBオールスターによる“全てのチームから最低1人は選ばれる”というルールを、こう批判した。

「このコンセプトは理論的には公平に聞こえるかもしれないが、実際には、それに値するプレーヤーを傍観者に強制してしまう。例えそのチームが苦戦していて、そのレベルでプレーする選手がいなくても、すべてのチームに少なくとも1人のオールスターがいる必要があるのだ」

 そして選出されなかった鈴木やブッシュの名前を列挙し、「彼らのような選手が属すべきメンバーだ」と主張。「MLBはメリットよりもバランスを優先し続け、参加賞のようなオールスタージャージを配っている。そのようなアプローチは、イベントを水の泡にするだけでなく、最大の舞台の信頼性を傷つける」と批判している。

構成●THE DIGEST編集部

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