現地７月７日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でミルウォーキー・ブルワーズと対戦し、１対９で敗れた。

　誤算だったのは、先発の山本由伸だ。先頭のサム・フレリックに二塁打を打たれると、２番ウィリアム・コントレラスにフルカウントから四球。３番ジャクソン・チューリオを右飛、４番クリスチャン・イェリッチを三ゴロに仕留めて２死を奪った後、５番アンドリュー・ボーンに痛恨の３ランを打たれた。

　さらに山本は苦しんだ。続く６番アイザック・コリンズに右前打、７番ブライス・テュラングに四球を与えて２死一、二塁。８番ケイレブ・ダービンを遊ゴロに抑えたかに見えたが、強烈な打球を正面で捕球した遊撃ムーキー・ベッツがショートバウンド送球。一塁の名手フレディ・フリーマンが処理できなかった。

　ベッツの失策で二塁走者が生還し、４失点目。続く９番アンドリュー・モナステリオに右前適時打を打たれて初回に５点目を与えた山本は、ここで降板。２／３でのノックアウトはメジャー自己最短だった。

　ドジャースは７月４日から本拠地で行なったヒューストン・アストロズとの３連戦を、１対18、４対６、１対５で落として３連敗。続くブルワーズとの３連戦の初戦も１対９で敗れ、今シーズン二度目の４連敗を喫した。

【動画】山本由伸がメジャー自己最短の２／３でノックアウト
  　こうした結果にドジャースファンは不満を爆発。「何が起こった？」「悲しくて、腹が立つ」「チームに活気がない」「新しい投手が必要だ」「どうしたっていうんだ？」「確実に調子が落ちている」「恥ずかしい試合だ」「４試合で38失点か」「スーパーチームがブルワーズに負けた」「一体、チームで何が起きている？」「みんな元気がない」「オールスターブレイクが必要だ」などと発散していた。

　ドジャースは投手陣に続いて野手陣にも故障者が続出。マックス・マンシーに続き、トミー・エドマン、キケ・ヘルナンデス、テオスカー・ヘルナンデスも負傷している。ブルワーズ戦では代わりにキム・ヘソン、ミゲル・ロハス、ジェームズ・アウトマン、エステリー・ルーズが出場した。

　前回の４連敗後は３連勝と巻き返したが、はたして今回はどのような結果になるのか。ドジャースのチーム力が試される。

構成●THE DIGEST編集部

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