現役時代に巨人やMLBでプレーし、現在は野球解説者の髙橋尚成氏が７月９日、YouTubeチャンネルを更新。巨人の新外国人補強をめぐって、自身の見解を示した。
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　NPBの移籍期限である７月31日まで残り１か月を切り、複数球団が新外国人選手の獲得を発表するなか、巨人の動向について球団OBの髙橋氏が予想。開口一番に「願望で、（予想）したいですよね。それだけ打線が困ってると言えると思う」と述べた上で、こう語った。

「外国人とか、トレードとかをすごく今、模索してるんじゃないかなっていう風に思う。だから、いま国際スカウトが血眼になって探している所じゃないですかね。あるっちゃあるけど、というところじゃないかな...」

　巨人は今季82試合を戦い、チーム全体で打率.242、666安打、49本塁打、218打点、227得点、出塁率.341、長打率.303の成績をマーク（同９日までの記録）。今季ここまでのスタッツについて触れた上で、MLBボルティモア・オリオールズやシカゴ・カブスでプレーしていたトレイ・マンシーニ内野手の名前を挙げた。
  　マンシーニは一塁を主戦とする右打ちの内野手だが、レフトとライトも守れる選手で、メジャー通算で831試合（７シーズン）に出場し、打率.263、129本塁打、400打点、OPS.775（出塁率.328＋長打率.448）の成績を記録。同チャンネル内では「2017年から４年連続で20本塁打（以上）、中でも19年は本塁打35本を放った正真正銘のスラッガー」と評した。

　同氏はマンシーニについて、「実績は間違いなく十分な選手」と絶賛し、巨人は「ほしいだろうけど、でも来るかな、今から来るってなると８月の中旬ぐらいからになってしまうような気がするんですよね」とコメント。一方で「マイナーにいるより、日本に来た方が野球の環境はすごくいいんじゃないかなという風に思います」という考えも示した。

　もしマンシーニが巨人に加われば、「東京ドームで20本以上は打つんじゃないかな」と述べ、年間で「打率.270～.280、20本塁打」と予想。また、６月19日の同チャンネルで、補強候補に挙げたロサンゼルス・ドジャースのジェームズ・アウトマンとも比較し、こう言及した。

「どちらか獲れるよってなったら僕はアウトマンの方が絶対いいと思います。ただ、獲れる可能性はマンシーニの方が高い」

　一方で巨人がマンシーニを獲得するべきか、どうかについては「50％ぐらいかな。来年以降もし獲れるのであれば、１年契約でというのも手かなっていう風に思いますね」と私見を述べた。

　NPBの移籍期限が迫る中、果たして巨人は新助っ人を獲得できるのか。今後の動向に注目が集まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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