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「現代MLB史上最も珍しい逆転劇の一つ」 ヤンキースが48年ぶり、“7回までノーノー&5失点→逆転勝利”の快挙達成

THE DIGEST編集部

2025.07.11

サヨナラ犠牲フライでチームに勝利をもたらしたジャッジ(中央)。(C)Getty Images

 ニューヨーク・ヤンキースは現地7月10日、本拠地シアトル・マリナーズ戦に6対5で勝利。9回に同点に追いついたヤンキースが、延長戦でも勝負強さを発揮し、最後はアーロン・ジャッジの犠牲フライで終止符を打った。

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 チームの大黒柱のサヨナラ打やベテランスラッガーの代打HRなどハイライトプレーが多かった今回の試合。しかし、その試合展開にひときわ注目が集まった。実はヤンキースは7回終了時点まで、マリナーズ先発ブライアン・ウーに無安打無得点と抑え込まれており、対してマリナーズ打線にはホーヘイ・ポランコの2ランHRなど計5点を許していた。

 本拠地でノーノー献上は何としても避けたいヤンキースは8回にジャズ・チゾムJr.がこの試合初のヒットで出塁する。ベン・ライスも続き、無死一、三塁のチャンスを作ると、オースティン・ウェルズの犠牲フライで初得点に成功。さらに代打で登場したジャンカルロ・スタントンの2ランホームランで2点差まで詰め寄る。

 そして9回2死満塁、ウェルズがオールスター救援投手のアンドレス・ムニョスからタイムリーヒットを放ち、勝負は延長戦に突入。ヤンキースの守護神デビン・ウィリアムズが打者3人で仕留め、その裏1死満塁でジャッジがサヨナラ犠牲フライを放ち劇的勝利を収めた。

 米スポーツ専門メディア『CLUTCH POINTS』はこの勝利を「現代MLB史上最も珍しい逆転劇の一つ」と表現した。その根拠として同メディアはデータ分析会社『Opta』が示した数字を紹介。同社によると、過去 50 年間で、7イニングまでノーヒットに抑えられ5点差以上つけられながら勝利したのは、同1977年6月24日のピッツバーグ・パイレーツ対モントリオール・エクスポズ(現ワシントン・ナショナルズ)戦以来48年ぶりだという。

 同6月30日からのトロント・ブルージェイズとの同地区対決でまさかの4連敗を喫し首位の座を明け渡すなど屈辱を味わったヤンキース。今回マリナーズを劇的勝利でスイープした勢いを今後も維持できるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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