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「菅野智之、復活の兆し」5戦ぶり被本塁打ゼロ、球速アップ…7勝目“オールドルーキー”の粘投ぶりに米賛辞

THE DIGEST編集部

2025.07.12

粘りの投球を見せた菅野が今季7勝目を挙げた。(C) Getty Images

粘りの投球を見せた菅野が今季7勝目を挙げた。(C) Getty Images

 ボルティモア・オリオールズの菅野智之が現地時間7月10日、敵地でのニューヨーク・メッツ戦に先発し、今季7勝目を挙げた。

【動画】恩師であり叔父の原辰徳さんが見守る中、菅野智之が力投!
 この日、菅野は初回から2点を失い、4回にも1点を奪われたものの、6イニングを3失点でまとめ、クオリティスタートを達成。奪三振数は2つだったもののゴロアウト9個を記録するなど、打たせて取る投球に徹した。打線も前半で5点を挙げており、菅野はリードを保ったまま救援陣へバトンを繋ぎ、チームの7対3での勝利に貢献。オールスター前最後の登板を良い形で終えている。
 
 過去2登板では計13失点と荒れたピッチングが続いたものの、このメッツ戦では粘りの投球でゲームを作った。また、自身5試合ぶりに本塁打ゼロで終えた点も含め、この日のピッチングには現地メディア『The Baltimore Banner』からも賛辞が送られている。

 同メディアは、「トモユキ・スガノ、完璧とは言えずとも改善の兆し」と銘打ったトピックの中で、日本人右腕の投球を振り返っており、「木曜の登板は、スガノにとって今季18試合中でわずか4度目の被本塁打ゼロの試合でもあった。ここまで長打に苦しめられる場面が多く、直近2試合で合計13失点した際も、5本塁打を浴びていた」と指摘。さらに、「6回3失点という数字は改善の兆しだが、スガノの投球フォームにはまだズレがあるかもしれない。日本時代の代名詞だった『抜群のコントロール』は影を潜めており、この試合のゾーン内投球率は46%(Statcast調べ)にとどまった」と言及し、本調子には届いていないと訴える。

 また、「制球をより高め、ゾーンをさらに攻めていく必要がある」といった提言の他、メッツ戦での投球内容でより優れていた点にも目を向け、「この日の平均球速は平常よりも約1マイル速く、好投の一因となった。スガノは『体重移動』の改善に取り組んでおり、下半身をよりうまく使うことで球速を上げられると語っていた」などと綴っている。

“オールドルーキー”としてメジャーへ渡り、前半戦を白星先行で折り返した菅野。後半戦での奮闘にも期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

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