シアトル・マリナーズのカル・ラリー捕手は現地７月11日のデトロイト・タイガース戦で２打席連続ホームランを放ち、今季の本塁打数を38まで伸ばした。異次元のペースでアーチを描き続けるスラッガーに、現地からは史上最高の本塁打シーズンと比較するデータが紹介されている。

【動画】ラリーが圧巻２打席連続HRで、ボンズ氏以来の偉業を達成するシーン 『FOX Sports』アナリストのベン・バーランダー氏は自身のXを更新。オールスターブレイク前までに38本以上の本塁打を打ったのは、2001年のバリー・ボンズ氏（当時サンフランシスコ・ジャイアンツ／39本）と今季のラリーのみだと紹介。ア・リーグではラリーが史上初ということになる。

　2001年シーズンのボンズ氏といえばMVP獲得はもちろん、歴代最高のシーズン73本塁打＆長打率.863を達成した年であり、今季のラリーがいかに歴史的活躍を続けているかが分かるデータといえる。

　また、データ分析会社『Opta』によると、「35本塁打以上」「左腕から15本以上の本塁打」「複数本塁打が８試合以上」「満塁本塁打を３本以上」を同時に達成したのはシーズン全体として見ても、今季のラリーが歴史上初めてだという。

　自身初のオールスターで先発マスクを被るほか、ホームランダービーへの出場も予定されているラリー。シーズン後半戦でもこの勢いをキープし、前人未到の領域を見せてほしい。

構成●THE DIGEST編集部

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