ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツ遊撃手は今季89試合に出場し、打率.244、11本塁打と本来の実力には程遠い成績を残しており、オールスターゲーム選出の連続記録は「８」でストップした。

　特に直近６試合では24打数３安打、打率.125と苦戦を強いられており、前半戦を良い形で終えられず。現地記者からはデータを用いて不振ぶりを指摘された。

【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり！ 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻＆パートナー”を一挙紹介！ 　ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は、チームの前半戦最後の試合となった現地７月13日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦の延長11回、ベッツが無死一、二塁のチャンスで凡退した直後にXを更新。以下のようにベッツの前半戦の苦戦ぶりを表した。

「ドジャースの遊撃手ムーキー・ベッツは、OPS.696でオールスターブレイクを迎える。 これはキャリア最低の数字だ（前半戦で出場10試合だった新人シーズンの2014年は除く）。 MLBでの初のフルシーズンとなった15年は過去２番目に低く、OPS.792だった」

　出塁率と長打率の合計値であるOPS。ベッツはこれまで出塁率、長打率ともに高水準の成績を収めており、ダウンイヤーとなった昨季ですら出塁率.372、長打率.491だったものの、今季は出塁率.315、長打率に至っては.381とさらに大きく数字を落としている。データ分析サイト『Baseball Reference』によると、今季のMLB全体のOPSの平均は「.715」であり、ベッツのOPS.696はMLBで124位となっている。

　ベッツは３月のシカゴ・カブスとの東京シリーズを体調不良により欠場、食事のたびに嘔吐してしまい体重が激減する事態に見舞われた。同７月１日には「精神的な落ち込み」によって休養日が設けられるなど苦しんでいる様子。オールスターブレイクでしっかりと英気を養い、後半戦では心機一転、復活を遂げた元MVPの姿を見せられるか。

構成●THE DIGEST編集部

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