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剛腕新人ミジオロウスキーにMLB公式熱狂!「98.1マイルのスライダー、両ベンチとも信じられない様子だ」初オールスターで大きな爪痕

THE DIGEST編集部

2025.07.16

23歳のミジオロウスキーが初のオールスターで自慢の剛速球を連発した。(C)Getty Images

 現地7月15日、アトランタで米オールスター戦が開催。9回を終えて6対6となり、史上初のホームランダービーの末にナ・リーグが勝利した(公式記録は7対6)。

 初めての出来事だった。9回を終えて6対6。延長戦ではなく、勝敗はホームランダービーに委ねられた。両軍3人が交互に打席に入り、それぞれ3スイング。最終的に本塁打の数が多いチームが勝利となる。

 ア・リーグの1人目ブレント・ルッカー(アスレティックス)がスタンドに2本を打ち込むと、ナ・リーグの1人目カイル・ストワーズ(マーリンズ)が1本のアーチ。ア・リーグの2人目ランディ・アロザレーナ(マリナーズ)が1本塁打を放った後、打席に入ったナ・リーグの2人目カイル・シュワーバーが勝負を決定付けた。フィリーズの大砲は3スイングで3本の本塁打を放ったのだ。

 それぞれ2人を終えた時点でナ・リーグが4対3と1本リード。後がないア・リーグは、しかし、3人目ジョナサン・アランダ(レイズ)が0本に終わり、ナ・リーグの3人目ピート・アロンソ(メッツ)が打席に立つことなく、ナ・リーグの勝利が決定した。

 スタメン出場し、試合途中でベンチに退いた大谷翔平(ドジャース)やアーロン・ジャッジ(ヤンキース)らはすでにスタジアムを後にしていたようで、ホームランダービーに登場しなかった。それでも会場のトゥルーイスト・パークは勝敗を決するホームランダービーに大盛り上がりだった。

 そんな一戦で、観客に加えて両チームのベンチも大いに沸かせた選手がいた。オールスター初選出となった剛腕新人ジェイコブ・ミジオロウスキー(ブルワーズ)だ。8回に11番手として登場した23歳は、アロザレーナへの初球のフォーシームで101.7マイル(約163.7キロ)を計測。2球目には101.9マイル(約164.0キロ)と、自慢の速球を次々と投げ込んだ。

【動画】ミジオロウスキーが投じた98.1マイル(約157.9キロ)のスライダーに両ベンチ騒然
 
 注目は3球目だった。MLB公式SNSが「98.1マイル(約157.9キロ)のスライダーを投げた。両チームのベンチとも信じられない様子だった」と記して投球動画をアップ。両ベンチがミジオロウスキーのスピードに驚き、あきれ返っている様子を公開した。

 ミジオロウスキーはアロザレーナを中飛、アレハンドロ・カーク(ブルージェイズ)を右飛に抑え、アランダに右前打を打たれたものの、続くザック・マッケンストリー(タイガース)を右直に打ち取って、無失点でマウンドを降りた。カークに投じた3球目(102.3マイル=約164.6キロ)が最速だった。

 6月12日のメジャーデビューからわずか1か月。5試合(4勝1敗)の登板でオールスターに出場。とりわけ、5試合目のドジャース戦で6回91球、12奪三振、1失点で勝ち投手になり、一躍その名を世に知らしめた。23歳の剛腕はスター選手が集う真夏の球宴でも、確実に大きな爪痕を残した。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】ミジオロウスキーが投じた98.1マイル(約157.9キロ)のスライダーに両ベンチ騒然