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MLB

大谷翔平は「本当に今季最も優秀な選手か?」 MVP受賞を「なぜもう決まったかのように考えているの?」と米放送局が疑問視「PCAの方が価値は高い」

THE DIGEST編集部

2025.07.17

今季圧倒的な打撃成績でMVPレースをリードしている大谷。一方で守備面での貢献度には向上の余地があるとの指摘も。(C)Getty Images

今季圧倒的な打撃成績でMVPレースをリードしている大谷。一方で守備面での貢献度には向上の余地があるとの指摘も。(C)Getty Images

 現地7月16日、米スポーツ専門局『CBS Sports』のマット・スナイダー記者は、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)のナ・リーグMVP受賞を確実視する一部の論調に対し、「なぜ多くの人々がもう決まったかのように考えているのか?」と反応。掲載した記事の中で、ピート・クロウ=アームストロング(シカゴ・カブス)をMVP最有力候補に推している。

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 まず記事内で、米大手ブックメーカー『DraftKings』の最新オッズを引用したスナイダー記者。大谷が-1100(賭け金1100ドルで1200ドルの払い戻し)で本命視されている一方、クロウ=アームストロングが+700(賭け金100ドルで800ドルの払い戻し)、フアン・ソト(ニューヨーク・メッツ)が+2000、カイル・タッカー(カブス)が+5000という状況だ。

 これを踏まえ、「彼(大谷)が本当に今季最も優秀な選手だろうか?」と読者に問いかけたスナイダー記者。「オオタニの方が打者としては優れている。そこに疑いの余地はない」と驚異的な打棒を認めながらも、「まだ9イニングしか投げていない」「PCAの方が明らかに優れた走者であり、守備面でもオオタニの投球よりはるかに大きな価値を提供している」と分析した。

 ここで注目されているのが、打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価したWARだ。今季前半戦は、fWARでクロウ=アームストロングが4.9と大谷の4.7を上回り、bWARでもクロウ=アームストロングが5.2と大谷の4.3をリード。「PCAが守備、走塁で優れ、打撃面の差もあまりない。WARはPCAの方が価値が高いと示しており、私もそう思う」と主張している。

 今季ここまでクロウ=アームストロングが打率.265、25本塁打、71打点、27盗塁、OPS.846を記録してきたのに対し、大谷は打率.276、32本塁打、60打点、12盗塁、OPS.987という成績だ。ただ、投手としてまだ9イニングしか投げていないのも事実。はたして今後、どんなMVPレースが繰り広げられるだろうか、後半戦も彼らのパフォーマンスから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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