前半戦最終登板で圧巻の投球だ。

　現地７月12日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、敵地でのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に「１番・投手兼DH」で先発出場し、打者として４打数無安打に終わった一方、投手として３回１安打無失点、４奪三振、１四球と好投した。チームも２対１で競り勝ち、現地４日のヒューストン・アストロズ戦から続いていた連敗を７で止めている。

　初回を３者連続空振り三振に仕留め、前回登板から６者連続三振と順調な滑り出しを切った大谷は、以降も抜群の安定感。２回に四球、３回に右前打で出塁されるが、要所をしっかりと締め、ジャイアンツ打線に得点を与えなかった。これで復帰２戦目から４試合連続の無失点だ。

【動画】大谷翔平がジャイアンツ戦で圧巻投球！
  　二刀流スターの快投を受け、ドジャース専門サイト『Dodgers Digest』などに執筆するブルース・クンツ記者は、自身のXを更新。「オオタニがチーム最高の投手なのかもしれない」と書き始め、「まだリハビリ段階だが、今のところとんでもなく良い。とにかくクレイジー。ただの投手ではなく、まさに一流のエースだ」と絶賛のコメントを並べている。

　専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は、「これで防御率が1.00に良化した。また、ナ・リーグトップの32本塁打を放っている」と投打両面での活躍を紹介。地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、「またも好投」「投手復帰戦で失点を喫してから８イニング連続無失点だ」とつぶやいた。

　唯一無二の二刀流パフォーマンスで米球界を沸かせている大谷。現地13日の前半最終戦、そしてオールスターを挟んで始まる後半戦も二刀流には注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「リーグトップのポテンシャルを証明」投手・大谷翔平が圧巻の３回無失点「明らかにドジャースに活力を」地元紙が称賛

【記事】「輝きを放った」大谷翔平の３回無失点投球、米記者が脱帽「マウンドでの貢献は、ドジャースが苦境を脱するのにふさわしいもの」