元メジャーリーガーの五十嵐亮太氏が自身のYouTubeチャンネルを更新。“投打二刀流”で活躍するロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の今季の投球に見られる変化について自身の見解を述べた。
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　五十嵐氏は、今季の大谷の投球について「投げてるボールはめちゃくちゃ今年いいと思います。３試合目から４試合目、この両方ともまっすぐのキレというか伸びがめちゃくちゃいいんですよ」と高く評価。その上で、こう続けた。

「回転効率も上がってるんですよ、明らかにボールの軌道が違う」

　さらに、ボールの質が改善された要因として「リリースポイント（ボールを投げる際に手を離す位置）が下がった」と話し、「前で離そうとし過ぎると若干腰が抜けちゃうんですよ...。今回（ドジャースでの復帰後）、めちゃくちゃ骨盤が立ってて、いいポイントでリリースしてるから、回転効率に繋がんのかなと」と分析した。
  　また、番組内では大谷の投げるボールの回転数にも注目。今まで（ロサンゼルス・エンジェルス時代）「2200～2400回転」だったのが、今季ドジャースでの登板では「2500回転」にまで上昇しているという。このデータについても、次のように語っている。

「真っ直ぐ（直球）がこれだけキレて伸びてくると他の変化球も絶対生きてくるので、スライダー、縦スラと横曲がりの大きいスイーパーも投げわけしているじゃないですか。ただ、めちゃくちゃボール速いし、負担大きいのかなって、一見スピードだけ見ると思いがちなんすけど、絶対にフォームが良くなってる分、肘の負担は少ないはず」

　こうした改善が見られる点について、同氏は「ピッチャーとしての個性が出てきた」と評価。そして最後に、次のように称賛した。

「アナリストとかピッチングコーチも含めてドジャースがすごいのか、それとも大谷選手が自分で見つけ出してきたのか...。もちろん両方なんだと思うんですけど、めっちゃいい」

　今季、再びマウンドに戻ってきた大谷。五十嵐氏が指摘した投球フォームの変化は、今後どのような成果をもたらすのか。さらなる活躍に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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