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大谷翔平の“46年ぶり珍記録”に米記者注目「野球界にとって、なんて素晴らしい夜だ」初回被弾→3戦連発の35号2ランで勝利に貢献

THE DIGEST編集部

2025.07.22

投手として先発した大谷が、打者として2ラン本塁打を放った。(C)Getty Images

 まさに歴史的なパフォーマンスが続いている。

 現地7月21日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地ドジャー・スタジアムで行なわれたミネソタ・ツインズ戦に「2番・投手兼DH」として投打同時出場し、後半戦初登板ながら3回4安打1失点、3奪三振、1四球と力投。試合開始早々に被弾する苦しい立ち上がりだったが、打者として自ら逆転の35号2ランを放ち、5対2の勝利に貢献した。

 1回表にいきなりバイロン・バクストンの先頭打者アーチを浴び、1点を追いかける展開に。しかしその裏、無死一塁でツインズの先発右腕デビッド・フェスタと対峙した大谷は、カウント2-1から4球目のチェンジアップを捉え、これがバックスクリーンに突き刺さる"倍返し弾"となった。3戦連続で本塁打を記録するのは、現地5月25~27日以来、今季3度目だ。

 偉才の一発を受け、米メディア『The Athletic』のジェイソン・スターク記者は、公式Xを更新。「野球界にとって、なんて素晴らしい夜だ」と書き始め、「初回に本塁打を許し、かつ本塁打を放つのは、史上最もクレイジーな試合でそれをやってのけたフィラデルフィア・フィリーズのランディ・ラーチ氏(1979年)以来だ」と46年ぶりの珍記録を伝えている。

【動画】先頭打者アーチを浴びた投手・大谷翔平が、1回裏に逆転2ラン!
 
 また、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によれば、「複数回先発登板した選手のシーズン本塁打数ランキング」では、大谷の35本塁打が自身の46本(2021年)、44本(2023年)に次ぐメジャー史上3番目の記録だという。さらに、「チーム開幕101試合目での本塁打数ランキング」では、1955年のデューク・スナイダー氏に並び、球団歴代トップタイの量産ペースだ。

 なお、この試合でドジャースは後半戦初勝利を挙げ、連敗を「3」でストップ。ナ・リーグ西地区では、2位のサンディエゴ・パドレスに3.5ゲーム差をつけ、首位をキープしている。

構成●THE DIGEST編集部

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