ピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズは、メジャー２年目ながら２年連続でオールスターの先発投手に選出され、現在はメジャー最高の防御率1.91を記録するなど、今やリーグ屈指の“若きエース”として頭角を現わしている。
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　現地７月21日（日本時間22日）、本拠地でのデトロイト・タイガース戦に先発登板したスキーンズは、６回を投げて86球、被安打３、奪三振６、与四球１、無失点の好投を見せた。３対０とリードした場面でマウンドを降り、パイレーツはそのまま３対０で勝利を収めた。球団は昨年同様、スキーンズに対してイニング数や球数の管理を徹底している。
  　登板後、スキーンズは米放送局『ESPN』の取材に対し「10日間、本当の意味での先発登板はなかった。だから少しずつ立ち上げ直してる感じ。今日の内容はかなり良いスタートだったと思う」とコメントした。５月下旬以来となる白星を手にしたスキーンズは、直近８先発で防御率1.77という安定した成績を残していたものの、チームの得点力不足の影響でなかなか勝ち星が付いていなかった。

　イニング数や球数に制限がある中でも、スキーンズは冷静に現状を受け入れている。ただし、どうしても譲れない点もあるようだ。同メディアによると「登板を飛ばすのはダメだね。それは無理。それは理想的じゃない。でもこれまでのところ、うまくやれてると思う。自分たちの決めた範囲内でね」と語り、コンディションを維持しながらもローテーション通りに投げ続ける強い意志を示したという。

　球団の方針に理解を示しつつも、責任感と競争心を隠さない23歳。この右腕は、パイレーツの未来を切り拓く存在となれるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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