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投手・大谷翔平が米球界に与えた初回被弾→逆転35号2ランの衝撃…LA重鎮記者は敬服「こんな馬鹿げたことができるのは地球上でショウヘイだけ」

THE DIGEST編集部

2025.07.22

大谷は初回に逆転2ランHRを放ちガッツポーズ。投げては3回1失点だった。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が現地7月21日、本拠地でのミネソタ・ツインズ戦に2番・投手兼指名打者で先発出場。初回に先制アーチを浴びたが、その裏の第1打席でバックスクリーンに運ぶ35号2ラン本塁打を放ち、5対2の勝利に貢献した。米記者からは大谷だからこそできる芸当に賛辞が上がっている。

 立ち上がりのマウンドで先頭打者のバイロン・バクストンに先制弾を許した大谷。だがその直後、自らのバットで衝撃の一発を叩き込んだ。

 前日に続き1番に起用されたムーキー・ベッツが四球で出塁すると、大谷はカウント2-1から4球目のチェンジアップをフルスイング。センター方向にぐんぐん伸びた打球は飛距離441フィート(約134.4メートル)を計測。リーグトップのエウヘニオ・スアレス(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)を追いかける特大弾で一気に逆転に成功した。
 
 大谷の3戦連発で勢いに乗ったドジャースはウィル・スミスが2本のソロ本塁打、さらにアンディ・パヘスにも18号ソロが飛び出すなど一発攻勢で後半戦初白星を手にした。

 リアル二刀流デーで披露した圧巻のパフォーマンス。常識外れしたプレーにはドジャース重鎮記者も興奮を隠せない。専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン氏は「ショウヘイ・オオタニは1回表にバクストンにソロホームランを打たれた。だが彼はその裏に2ランを放ち、それを補って余りある活躍を見せた。こんな馬鹿げたことができるのは地球上でショウヘイ・オオタニだけだ」と絶賛のコメント。痛快極まりない様子で敬意を示した。

 投手としては3回を投げ4安打1四球1失点、球数は復帰後最多となる46球で3つの三振を奪った大谷。野球の申し子たる投打・二刀流を見事に体現してみせた1日だった。

構成●THE DIGEST編集部

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