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「彼にとっては目新しくない」敵将が大谷翔平の35号2ランにお手上げ…直前の四球には「明らかに大きな問題だ」と苦言を呈す

THE DIGEST編集部

2025.07.22

ソロホームランを浴びた直後に、2ランホームランを放った大谷。(C)Getty Images

 偉才の"倍返し弾"に敵将もお手上げだ。

 現地7月21日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地ドジャースタジアムで行なわれたミネソタ・ツインズ戦に「2番・投手兼DH」として投打同時出場し、後半戦初登板ながら3回4安打1失点、3奪三振、1四球と力投。試合開始早々に被弾する苦しい立ち上がりだったが、打者として自ら逆転の35号2ランを放ち、5対2のチーム勝利に貢献した。

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 この日は、まず1回表にいきなりバイロン・バクストンの先頭打者アーチを浴び、1点を追う展開に。しかしその裏、先頭のムーキー・ベッツが四球で出塁すると、無死一塁でツインズの先発右腕デビッド・フェスタと対峙した大谷は、すぐさま中堅バックスクリーンに飛び込む痛烈な逆転弾をマーク。3試合連続で本塁打を記録するのは、現地5月25~27日以来、今季3度目だ。
 

 試合後、取材に応じたツインズのロッコ・バルデリ監督は、この悔しい一発に言及。球団公式が会見映像を公開しており、その中で指揮官は、「四球から試合が始まるというのは、明らかに大きな問題だ。理想的とは言えない」とフェスタの投球に苦言を呈した上で、「立ち上がりで私たちがやりたいことすべてに反するような展開だった」と悔しさをにじませている。

 さらに動画内では、「大谷はああいう選手だ。(今回のようなパフォーマンスは)彼にとって目新しいことじゃない。ただ、我々の試合の入り方としては、やはり厳しいものだった」と日本人スターの圧倒的な実力を認めながら冷静にコメント。再び直前の打席に触れ、「ゾーンを攻め、ムーキーをうまく打ち取る…そういう形で試合に入りたかった」と理想とする展開を口にしていた。

 まさに投打両面でチームをけん引している大谷。チームの連敗を「3」で止めており、今後もその活躍から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】大谷翔平、逆転の35号アーチ! 連敗を3で止める!