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エンジェルス菊池雄星が“サイ・ヤング賞候補“の可能性!? 地元メディアが大胆予想「最終投票に名前が載るだけの内容は残している」

THE DIGEST編集部

2025.07.23

エンジェルス投手陣を支える菊池。(C) Getty Images

エンジェルス投手陣を支える菊池。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの菊池雄星は現地7月19日のフィラデルフィア・フィリーズ戦で5回2失点、8奪三振と好ピッチングを披露した。チームは5対9で逆転負けし、菊池には勝敗が付かなかったが、後半戦最初のマウンドで強豪フィリーズを相手に、先発投手としての役割を十分に果たしている。

 今季は前半戦で4勝を挙げ防御率も3点台前半を維持しており、自身メジャーキャリア2度目となるオールスター・メンバーにも選出されるなど、開幕からのパフォーマンスが高い評価を受ける菊池。移籍1年目から先発ローテーションの中心として存在感を示している日本人左腕に地元メディアからの評価は高い。エンジェルス専門メディア『Halo Hangout』はここまでの活躍を受け、シーズン終了後にサイ・ヤング賞候補に挙がる可能性について論じている。

 配信された特集記事の中で、「エンジェルスの選手の中で、主要な表彰の投票で名前が挙がる最も可能性の高い選手は、ユウセイ・キクチであろう。特に、サイ・ヤング賞の下位票(3~5位票)に食い込む可能性がある」と主張する。

 そのうえで、「もちろん、デトロイト・タイガースのタリク・スクーバルが順調にシーズンを終えれば、2年連続のサイ・ヤング賞はほぼ確実」と見通しながらも、「だがキクチもまた素晴らしいシーズンを送っている」と称える。さらに開幕からの内容にも言及し、「前半戦で20試合の先発をこなし、一度もローテーションを飛ばさず、防御率3.13、奪三振123という安定した成績を残している。今オフにエンジェルスが与えた契約に十分に見合う活躍を見せており、むしろシーズンが進むにつれて内容は明らかに良くなっている」と指摘する。
 
 日本人サウスポーへの賛辞を並べながら同メディアは、「現実的に賞を獲ることは難しいとしても、最終投票に名前が載るだけの内容は残している。もしこの調子で後半戦も投げ、エンジェルスがプレーオフ争いに絡めば、キクチの名前は相当数の投票用紙に記されることになるだろう」との期待を寄せている。

 シーズン折り返しを迎え、チームは現在ア・リーグ西地区4位。例年と変わらない位置ではあるものの、粘り強いプレーで借金は2。2位のシアトル・マリナーズとは4ゲーム差と、プレーオフ争いに踏みとどまる位置につけている。ここからの戦いの中で菊池の真価がより試されることになるはすだ。

 夏場のマウンドでもタフネスさを発揮する34歳は、さらにピッチングに磨きをかけエンジェルスに白星をもたらしていく。

構成●THE DIGEST編集部

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