チームの布陣が毎年のように様変わりし、その都度、各選手の役割も変わっていく。「つなぎ」に徹していた源田自身が勝負を決めなければいけないシーンも、今年は増えるかもしれない。
変化への対応――。
それこそが、西武の強さを支える根幹をなすものだ。主力が抜け、戦力がダウンしても、その変化に選手個々がしっかりと順応する。昨季のリーグ連覇がまさにそれだった。菊池雄星が抜けた穴をひとりではなく、複数の投手でカバーし、炭谷が抜けたポジションは森友哉が1年通して守り抜いた。浅村の抜けたセカンドには外崎修汰が固定され、打線の破壊力もキープできた。
もちろん、これほどのペースで主力が抜けている現状を考えると残った選手の成長や意識の変化だけでそのすべてが埋まるとは考えにくい。ただ、そんなチーム状況について源田はこうも語る。
「(主力が抜け、自分がキャプテンに就任した)このタイミング、順位が下がるのは嫌ですね」
主力の流出に順応してきた自信と、「それで負けたと思われたくない」という意地。このふたつが、西武の原動力となる。
3連覇を目指す埼玉西武ライオンズ。今季もその「自信と意地」で楽しみな戦いを見せてくれるはずだ。
取材・文●花田雪(編集者、ライター)
【著者プロフィール】
はなだ・きよむ/1983年生まれ、神奈川県出身。編集プロダクション勤務を経て、2015年に独立。ライター、編集者として年間50人以上のアスリート・著名人にインタビューを行い、野球を中心に大相撲、サッカー、バスケットボール、ラグビーなど、さまざまなジャンルのスポーツ媒体で編集・執筆を手掛ける。
【西武キャンプPHOTO】松坂が背番号16のユニフォーム姿を初披露&今キャンプ初のブルペン入り!
変化への対応――。
それこそが、西武の強さを支える根幹をなすものだ。主力が抜け、戦力がダウンしても、その変化に選手個々がしっかりと順応する。昨季のリーグ連覇がまさにそれだった。菊池雄星が抜けた穴をひとりではなく、複数の投手でカバーし、炭谷が抜けたポジションは森友哉が1年通して守り抜いた。浅村の抜けたセカンドには外崎修汰が固定され、打線の破壊力もキープできた。
もちろん、これほどのペースで主力が抜けている現状を考えると残った選手の成長や意識の変化だけでそのすべてが埋まるとは考えにくい。ただ、そんなチーム状況について源田はこうも語る。
「(主力が抜け、自分がキャプテンに就任した)このタイミング、順位が下がるのは嫌ですね」
主力の流出に順応してきた自信と、「それで負けたと思われたくない」という意地。このふたつが、西武の原動力となる。
3連覇を目指す埼玉西武ライオンズ。今季もその「自信と意地」で楽しみな戦いを見せてくれるはずだ。
取材・文●花田雪(編集者、ライター)
【著者プロフィール】
はなだ・きよむ/1983年生まれ、神奈川県出身。編集プロダクション勤務を経て、2015年に独立。ライター、編集者として年間50人以上のアスリート・著名人にインタビューを行い、野球を中心に大相撲、サッカー、バスケットボール、ラグビーなど、さまざまなジャンルのスポーツ媒体で編集・執筆を手掛ける。
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