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MLB

【2020年MLBで達成されそうな記録:投手編】シャーザーは史上19人目の通算3000K、カーショウは2500奪三振の大台を目指す

宇根夏樹

2020.03.10

 次の2500奪三振達成者は、あと36に迫るクレイトン・カーショウ(ドジャース)だろう。32歳のシーズンでの大台到達は史上5番目のスピード記録になる。残り145奪三振のレスターもほぼ安全圏。過去12年は、最も少ない年でも149三振を奪っている(18年)。また、バーランダーとグレインキーは、揃って3000イニングに到達しそう。それぞれ、あと18イニングと128イニング。グレインキーは、過去12年とも150イニング以上を投げている。これまでに、3000イニングは136人が記録した。

●セーブ
 クレイグ・キンブレル(カブス)は、史上7人目の400セーブまで54セーブとしている。ただ、自己最多は13年の50セーブ。昨季は防御率6.53の大不振で、達成は来シーズンに持ち越しとなりそうだ。過去に30人が記録している300セーブは新たな到達者が出そう。あと27セーブで、アロルディス・チャップマン(ヤンキース)が加わる。ちなみに、30人目はケンリー・ジャンセン(ドジャース)。昨シーズン終盤に300セーブ目を挙げた。
 
 346セーブ(歴代13位)のキンブレルと301セーブ(歴代28位)のジャンセンの間にいる14人のうち、327セーブ(歴代17位)のフェルナンド・ロドニーは、昨年の開幕シリーズでイチローが引退後、現役最年長選手となったが、現在は無所属。今月18日に43歳の誕生日を迎える。ちなみに、ロドニーはあと49試合に投げると、通算1000登板にたどり着く。こちらの到達者は、過去16人だ。

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文●宇根夏樹

【著者プロフィール】
うね・なつき/1968年生まれ。三重県出身。『スラッガー』元編集長。現在はフリーライターとして『スラッガー』やYahoo! 個人ニュースなどに寄稿。著書に『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。
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