レインボーカラーのユニフォームに代表されるように、「革新性」に満ちあふれれているMLBのユニフォーム。だが綱島氏によれば、もう一つキーワードがあるという。
「長い歴史を持つ球団は、簡単にはデザインを変えません。ドジャースやヤンキースが象徴的ですよね。ドジャースのロゴが登場するのは戦前の1938年。ボールと組み合わせたマークは第二次世界大戦が終わった1945年に登場しています。年季が違います。
でも、その一方で、新しい素材や新しいデザインが登場すると、それを積極的に取り入れる球団もある。だから、ユニフォームの歴史というのは『ずっと変わらない球団』と『思いきって変える球団』その両方があるから面白いんです。
今はNPBも復刻デザインをよくやりますが、『伝統に回帰しつつも少し外す』というのが多い。それはちょっとどうかと思うんですよね。昔のデザインを復刻するなら、もっと徹底してやってほしいと思います。
メジャーリーグのユニフォームの復刻で、最初にすごいと思ったのは、80年代に入ってすぐのブレーブスです。胸にトマホークがあしらわれた、今も使われているデザインですね。これはもともと46~62年にかけて使っていたデザインでした。これを皮切りに『ネオクラシック(新古典主義)』という思想が生まれていくんですけど。ネオクラシックのユニフォームを見ていくうちに『野球はやっぱり変わっちゃいけないんだな』って思ったのが80年代の後半あたりからです」
* * * * *
「伝統」と「革新」。2つのキーワードに沿ってMLBのユニフォームが語られていく中で、話は近年話題のシティコネクト・ユニフォーム(注:各都市とチームの個性と歴史をユニフォームに落とし込む企画で、2021年からMLBとナイキの共同プロジェクトとしてスタートした)にも及んだ。
「シティコネクトには、個人的に少し違和感がある。デザイナーが球団を私物化しているように思うことがあります。ファンにはそれぞれ球団に対する思いがある。デザイナー個人の勝手な思い込みや感覚で球団の形を変えてほしくない。なので、いい加減な感じのするデザインは、あまり評価していないです。
現地ではパドレスのファーストデザインのシティコネクトが人気だったようですが、私はちょっと選手がかわいそうだなと思いました。なんだかチープすぎるデザインだな、と感じました。
「長い歴史を持つ球団は、簡単にはデザインを変えません。ドジャースやヤンキースが象徴的ですよね。ドジャースのロゴが登場するのは戦前の1938年。ボールと組み合わせたマークは第二次世界大戦が終わった1945年に登場しています。年季が違います。
でも、その一方で、新しい素材や新しいデザインが登場すると、それを積極的に取り入れる球団もある。だから、ユニフォームの歴史というのは『ずっと変わらない球団』と『思いきって変える球団』その両方があるから面白いんです。
今はNPBも復刻デザインをよくやりますが、『伝統に回帰しつつも少し外す』というのが多い。それはちょっとどうかと思うんですよね。昔のデザインを復刻するなら、もっと徹底してやってほしいと思います。
メジャーリーグのユニフォームの復刻で、最初にすごいと思ったのは、80年代に入ってすぐのブレーブスです。胸にトマホークがあしらわれた、今も使われているデザインですね。これはもともと46~62年にかけて使っていたデザインでした。これを皮切りに『ネオクラシック(新古典主義)』という思想が生まれていくんですけど。ネオクラシックのユニフォームを見ていくうちに『野球はやっぱり変わっちゃいけないんだな』って思ったのが80年代の後半あたりからです」
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「伝統」と「革新」。2つのキーワードに沿ってMLBのユニフォームが語られていく中で、話は近年話題のシティコネクト・ユニフォーム(注:各都市とチームの個性と歴史をユニフォームに落とし込む企画で、2021年からMLBとナイキの共同プロジェクトとしてスタートした)にも及んだ。
「シティコネクトには、個人的に少し違和感がある。デザイナーが球団を私物化しているように思うことがあります。ファンにはそれぞれ球団に対する思いがある。デザイナー個人の勝手な思い込みや感覚で球団の形を変えてほしくない。なので、いい加減な感じのするデザインは、あまり評価していないです。
現地ではパドレスのファーストデザインのシティコネクトが人気だったようですが、私はちょっと選手がかわいそうだなと思いました。なんだかチープすぎるデザインだな、と感じました。




