専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

秋山は好調、筒香と山口は苦戦。オープン戦では明暗が分かれた3人の日本人メジャーリーガー

宇根夏樹

2020.03.25

 筒香と同じく、先発ローテーションの5枠目を争う山口も結果を残せていない。4登板で9.0イニングを投げて自責点9(防御率9.00)。本塁打を5本打たれている。奪三振は6、与四球は5だ。ライバルの投手うち、アンソニー・ケイとショーン・リードフォーリーは3月下旬に3A行きとなり、ネイト・ピアソンもマイナー開幕が濃厚ながら、“本命”のトレント・ソーントンが残っている。こちらは防御率4.22とまずまず。新たな開幕の前に行われるであろう試合の投球にもよるが、山口はブルペンに回ることになりそうだ。
 
 なお、阪神からブルージェイズへ移籍し、山口とチームメイトになったラファエル・ドリスは、2登板を無失点に抑えたところで虫垂炎の切除手術を受けた。その時点では出遅れが必至だったが、延期により、開幕戦で7年ぶりにメジャーのマウンドに上がる可能性も出てきている。

文●宇根夏樹

【著者プロフィール】
うね・なつき/1968年生まれ。三重県出身。『スラッガー』元編集長。現在はフリーライターとして『スラッガー』やYahoo! 個人ニュースなどに寄稿。著書に『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号