『ポスト山口』と期待される戸郷投手はマウンドでの堂々とした姿やインタビューの落ち着いた雰囲気から「19歳とは思えない」と言われています。私も取材してる時にそう感じることがあります。
例えば、オープン戦最後の登板になった3月10日のソフトバンク戦。これまでキャンプから順調にきていた戸郷投手は、この日4回途中10失点でマウンドを降りました。やはり少し自信をなくしたり、不安もあるのかと思い話しを聞くと、「日本シリーズのリベンジと思ってましたが……強かった」と話した後、こう続けました。
「ただ、どの球がダメで、どの球が相手が嫌がってたのかを分析出来ました」
課題と修正を自分の中で整理できていました。
しっかり者の戸郷投手は、時折、野球を純粋に楽しんでいる少年の姿を見せます。そのエピソードの一つが対戦してみたい選手を尋ねた時のこと。戸郷選手は真っ先にDeNAの新助っ人オースティン選手の名前をあげ、目を輝かせてこう言いました。
「ホームランの打球が凄かったんですよ!対戦したい!ワクワクする」
昨年は未成年だったため、優勝ビールかけ会場にいたものの、戸郷選手はビールをかけてもらえませんでした。だから、今年こそはという願いも話します。
さらに宮崎県都城市出身で、昨年市のPR大使「みやこんじょ大使」に任命されました。「宮崎県のすべてのPR大使になるんも夢です!」と地元愛を語りながら、宮崎弁ではなく、関西弁で語っていました(戸郷投手のお母さんが大阪府出身なので、子供の頃から関西弁で話すらしいです笑)。取材していて、とても楽しい選手です。
今季から背番号が13に変更。
「自分の番号だと胸を張れるピッチングをしたい」
ご両親が大きく羽ばたいて欲しいという願いから付けられた名前の通り、今季大きく飛躍した戸郷翔征の姿を、たくさんのファンの皆さんに見せてくれるに違いありません。
取材・文●真鍋杏奈(フリーアナウンサー)
【著者プロフィール】
まなべあんな/ホリプロ所属、フリーアナウンサー。ラジオ日本「ジャイアンツナイター」ベンチリポーターやスポーツニュースを担当。スポーツ全般を取材。プロ野球、社会人野球、高校野球の番組を務める。趣味はスポーツ観戦とゴルフ。
例えば、オープン戦最後の登板になった3月10日のソフトバンク戦。これまでキャンプから順調にきていた戸郷投手は、この日4回途中10失点でマウンドを降りました。やはり少し自信をなくしたり、不安もあるのかと思い話しを聞くと、「日本シリーズのリベンジと思ってましたが……強かった」と話した後、こう続けました。
「ただ、どの球がダメで、どの球が相手が嫌がってたのかを分析出来ました」
課題と修正を自分の中で整理できていました。
しっかり者の戸郷投手は、時折、野球を純粋に楽しんでいる少年の姿を見せます。そのエピソードの一つが対戦してみたい選手を尋ねた時のこと。戸郷選手は真っ先にDeNAの新助っ人オースティン選手の名前をあげ、目を輝かせてこう言いました。
「ホームランの打球が凄かったんですよ!対戦したい!ワクワクする」
昨年は未成年だったため、優勝ビールかけ会場にいたものの、戸郷選手はビールをかけてもらえませんでした。だから、今年こそはという願いも話します。
さらに宮崎県都城市出身で、昨年市のPR大使「みやこんじょ大使」に任命されました。「宮崎県のすべてのPR大使になるんも夢です!」と地元愛を語りながら、宮崎弁ではなく、関西弁で語っていました(戸郷投手のお母さんが大阪府出身なので、子供の頃から関西弁で話すらしいです笑)。取材していて、とても楽しい選手です。
今季から背番号が13に変更。
「自分の番号だと胸を張れるピッチングをしたい」
ご両親が大きく羽ばたいて欲しいという願いから付けられた名前の通り、今季大きく飛躍した戸郷翔征の姿を、たくさんのファンの皆さんに見せてくれるに違いありません。
取材・文●真鍋杏奈(フリーアナウンサー)
【著者プロフィール】
まなべあんな/ホリプロ所属、フリーアナウンサー。ラジオ日本「ジャイアンツナイター」ベンチリポーターやスポーツニュースを担当。スポーツ全般を取材。プロ野球、社会人野球、高校野球の番組を務める。趣味はスポーツ観戦とゴルフ。