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【MLB今日は何の日】「ドラフト史上最高の大物」ストラスバーグがデビュー登板で7回14奪三振の快投

出野哲也

2020.06.08

 デビュー後も7月21日までの9試合で5勝2敗と快投を続け、一大センセーションを巻き起こしていたストラスバーグだが、肩の不調を訴えて約3週間離脱。いったんは復帰したものの、9月にトミー・ジョン手術を受けるに至った。復帰後の12年には8月までに15勝を挙げながら、イニング制限に達したとの理由でプレーオフを欠場して論議を呼んだ。
 
 その後も故障が多く、“ガラスのエース”と呼ばれた時期もあったが、19年は18勝を挙げて最多勝。ワールドシリーズでも気迫のこもった投球でチームに創設以来初の世界一をもたらし、自らはMVPを獲得した。デビュー時にファンが期待した通りの“救世主”となったのである。

文●出野哲也

【著者プロフィール】
いでの・てつや。1970年生まれ。『スラッガー』で「ダークサイドMLB――“裏歴史の主人公たち”」を連載中。NBA専門誌『ダンクシュート』にも寄稿。著書に『プロ野球 埋もれたMVPを発掘する本』『メジャー・リーグ球団史』(いずれも言視舎)。

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