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高校野球

県大会で「3年生39人全員出場」の目標を達成した明石商。有終の美を飾りに“4季”連続の甲子園へ

藤原彬

2020.08.08

 1年時から聖地を踏む投打の中心2人も、苦楽をともにした仲間の喜ぶ姿は、甲子園出場とは別のモチベーションであると口にしている。

「悔しい気持ちが残っていたが代替大会が開催されることになり、普段メンバーに入れない選手もベンチに入れて、活躍しているのがとてもうれしい」(来田)。

「今大会は1試合でも多く勝って、3年生全員が試合に出られるように無失点で抑えるというのをテーマにマウンドに立っています」(中森)

 普段は試合に出ないメンバーが結果を残してベンチが弾ける姿は、主力選手が活躍したときのリアクションよりも大きかった。

 もう一つの目標に掲げた「(8月10日から始まる)センバツ代替大会まで全勝」はかなわなくなったが、明石商にはもう1試合、甲子園での一戦(8月16日、対桐生一高戦)が残されている。

 当日までの課題を問われた狭間監督は「やり尽くしたから、最後は気持ちを持って戦うというところだけ。いい舞台でできるわけやから、全力を尽くしたい」と話した。
 
 中森は「自分の失敗が失点につながった。完全に実力不足です」とタイブレークの難しさを言い訳にせず、「この悔しさを交流試合にぶつけたい」と前を向いた。キャプテンの来田も「目指してきた甲子園でできることに変わりはないので、そこが決勝だと思って。チーム全員が一つになって悔いの残らないように」切り替えようとしている。

 泣いても笑ってもラスト1試合。昨年、春夏ベスト4入りを果たした明石商が、今度は有終の美を飾りに“4季”連続の甲子園へ乗り込む。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。

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