2位のDeNAは主砲の筒香嘉智が首のハリを訴えて欠場。それでも、好調の佐野恵太と柴田竜拓の活躍などで2連勝した。
試合は1回表に、DeNAが無死から中井大介と佐野の連続長打でいきなり1点を先制。その後、一時は逆転を許したものの、4回に宮崎敏郎のソロ本塁打、5回はロペスの2点本塁打で勝ち越しに成功した。
試合を優位に運ぶと、6回には代打の戸柱恭孝が三塁打で出塁すると、柴田と佐野が適時二塁打を放ちさらに2点を追加。試合を決定づけた。 投げては5月以来2度目の先発となったバリオスが5回2失点のゲームメーク。その後を三嶋一輝、エスコバー、山崎康晃の継投で無失点で抑えて勝利した。
ただ気がかりなのは、三嶋が1日の休みを挟んでいるとはいえ、11、12、14、15日と続けて投げていることだ。少しの休養を与えたいところだ。
もう一つの試合は、広島が7−8でヤクルトに敗れた。
広島は先発した塹江敦哉が4回途中3安打4四球4失点とゲームを作れなかった。塹江は13日の巨人戦で2イニングを投げたばかり。若い投手に力を発揮させてあげるだけの状況を用意できなかった責任はあるだろう。
一方、5回までに0−8とリードされながら、追い上げた攻撃陣は評価できる。
鈴木誠也、松山竜平の3、4番が2安打。途中出場の磯村嘉孝が本塁打を含む2安打3打点と気を吐いた。
上位2チームが勝って差が開いたが、なんとかCS進出へ向けて戦力を整備したい。
文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。
試合は1回表に、DeNAが無死から中井大介と佐野の連続長打でいきなり1点を先制。その後、一時は逆転を許したものの、4回に宮崎敏郎のソロ本塁打、5回はロペスの2点本塁打で勝ち越しに成功した。
試合を優位に運ぶと、6回には代打の戸柱恭孝が三塁打で出塁すると、柴田と佐野が適時二塁打を放ちさらに2点を追加。試合を決定づけた。 投げては5月以来2度目の先発となったバリオスが5回2失点のゲームメーク。その後を三嶋一輝、エスコバー、山崎康晃の継投で無失点で抑えて勝利した。
ただ気がかりなのは、三嶋が1日の休みを挟んでいるとはいえ、11、12、14、15日と続けて投げていることだ。少しの休養を与えたいところだ。
もう一つの試合は、広島が7−8でヤクルトに敗れた。
広島は先発した塹江敦哉が4回途中3安打4四球4失点とゲームを作れなかった。塹江は13日の巨人戦で2イニングを投げたばかり。若い投手に力を発揮させてあげるだけの状況を用意できなかった責任はあるだろう。
一方、5回までに0−8とリードされながら、追い上げた攻撃陣は評価できる。
鈴木誠也、松山竜平の3、4番が2安打。途中出場の磯村嘉孝が本塁打を含む2安打3打点と気を吐いた。
上位2チームが勝って差が開いたが、なんとかCS進出へ向けて戦力を整備したい。
文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。