今季、二軍では58試合に出場して打率.230と数字だけを見れば平凡だが、内容のある打席が増えていたのは間違いない。特に、8月5日のDeNA戦でピープルズを相手に見せた打撃は成長を感じさせた。追い込まれたカウントから外角低めの難しい変化球に軽くバットを合わせてセンター前に運んだ打席だ。2ストライクになってスウィングの意識を変えたこと、昨季よりも足腰が強くなったことでさまざまな球種に柔軟に対応できるようになった。
一軍昇格後の10月10日のソフトバンク戦、東浜巨が投じた地面スレスレのシンカーを、バットを軽く放り投げるようにして当て左翼線ギリギリに運んだ適時打は、藤原が取り組んできたことの正しさとセンスの高さを証明する打撃だった。この一打も含め、今季の藤原は逆方向への打球も多い。
「久々に見たけど、こんなに成長していたのか」「すでに強打者の風格を纏っている」「天才が慣れてきた。もう大丈夫でしょ」「大舞台で活躍してきた選手だけに、打席での集中の仕方がハンパない」「ロッテ史上最強のトップバッターの誕生」とSNSにはファンからの称賛の声が飛び交う。
次代のリードオフマンと期待された男の想定よりも早いブレイク。先を見据える鋭い眼差しが、今後も続いてくだろう強烈な活躍を予感させてやまない。
文●浜田哲男
【著者プロフィール】
はまだ・てつお。千葉県生まれ。専修大学を卒業後、広告業界でのコピーライター業を経てフリーライターに。ワールド・ベースボール・クラシックでの取材をはじめ、数々のウェブスポーツメディアで編集・執筆・取材に携わる。
【千葉ロッテPHOTO】報道陣の数に選手も驚き!?ロッテが石垣島でキャンプスタート!
一軍昇格後の10月10日のソフトバンク戦、東浜巨が投じた地面スレスレのシンカーを、バットを軽く放り投げるようにして当て左翼線ギリギリに運んだ適時打は、藤原が取り組んできたことの正しさとセンスの高さを証明する打撃だった。この一打も含め、今季の藤原は逆方向への打球も多い。
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次代のリードオフマンと期待された男の想定よりも早いブレイク。先を見据える鋭い眼差しが、今後も続いてくだろう強烈な活躍を予感させてやまない。
文●浜田哲男
【著者プロフィール】
はまだ・てつお。千葉県生まれ。専修大学を卒業後、広告業界でのコピーライター業を経てフリーライターに。ワールド・ベースボール・クラシックでの取材をはじめ、数々のウェブスポーツメディアで編集・執筆・取材に携わる。
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