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プロ野球

防御率は大野と森下がデッドヒート、岡本は本塁打&打点の二冠なるか…セ・リーグのタイトル争いが熱い!

氏原英明

2020.11.03

 おそらく、どの投手にとっても次の登板がシーズン最後の先発になるだろう。

 最初に登板するのはおそらく大野雄と西勇で、木曜日が濃厚。大野雄は今季2戦2勝、まだ1点も取られていないDeNA戦。ここでも完封となれば、2年連続の最優秀防御率獲得に大きく前進する。西勇も、相手は3試合で防御率2.14と相性がいいヤクルトだ。

 一方、気になるのは森下だ。もし、木曜日の登板で大野が打ち込まれるようなことがあれば、森下は登板しなくて良くなる。しかし、大野が好投した場合は、どのタイミングで先発するか。中6日の日曜は試合がなく、中5日で土曜日の阪神戦か、中7日開けてのヤクルト戦が濃厚。ちなみに阪神戦が4試合で防御率2.25、ヤクルト戦は同じく4試合で1.00。登板間隔を考えても、ヤクルト戦に投げる可能性が高そうだ。
 
 エースたちの最終登板。ペナントレースは決着しているが、タイトルを賭けた意地の投球に期待したい。

取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。

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