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プロ野球

最優秀防御率のタイトル獲得と侍ジャパン入り。ステップアップを続ける山本由伸が突き進むエース道

どら増田

2019.10.02

「タイトルを獲ることは特に意識はしてなかったんですけど、自分がやってきていることが順調だというのが確認できました。まだまだ野球人生はこれからなので、もっと高みを目指していきたいですね」
 
 1968年の江夏豊(阪神)以来となる高卒3年目での最優秀防御率のタイトル獲得という偉業を成し遂げた山本。彼は今、さらなる“高み”を目指している。直近の目標は、来年開催される東京オリンピックへの出場だ。その前哨戦とも言えるプレミア12の日本代表にも選出されている。
 
「プレミア12や東京オリンピックでは、オリックスの代表として、日本の代表としてしっかり勝利に貢献したいですし、責任をもって挑みたいと思います」
「今シーズンは、いいところもたくさんありましたが、納得いかないところの方が多かったので、今年はさらにいいオフシーズンを過ごして、もっともっといいシーズンを送りたいですね」
 
「いいオフシーズンを過ごす」という言葉は、山本の常套句だ。オフをいかに過ごすかが「シーズンに大きな影響を与える」と、彼は考えている。
 
「チーム全体にいい影響を与えるようなピッチャーになりたい」。
 
 最優秀防御率のタイトルと侍ジャパン。

 順調にステップアップを続ける山本は、“日本球界の顔”という高みを目指してさらなる飛躍を誓う。

文●どら増田(スポーツライター)
 
【著者プロフィール】
どらますだ/1973年生まれ。プロ野球では主にオリックスを取材し、週刊ベースボールの他、数々のウェブ媒体でも執筆している。書籍『ベースボールサミット 第9回 特集オリックス・バファローズ』(カンゼン)ではメインライターを務めた。プロレス、格闘技も取材しており、昨年は山本由伸と那須川天心の“神童”対談を実現させた。 

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