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プロ野球

開幕1軍争いへ、巨人那覇キャンプスタート!原辰徳監督「フラットに見ていく」

岩国誠

2021.02.16

 メイングラウンドに戻ると、シートノックを終えた野手たちが、5班に分かれ、ローテーションでフリーバッティングを行なっていた。坂本、丸、岡本ら主力組に混じり、「スイングだけなら(主力組と)遜色ない」と、原監督の評価も高い高卒ルーキー・秋広も鋭い打球を飛ばす。「今日は強い打球を打つことを心がけた」と、強い日差しが照りつける中、歴戦の先輩たちに混じって、みっちり1時間半のメニューを消化すると、その後の特打メニューにも参加。さらに1時間バットを振り込んでいた。

 全体練習を見守った原監督は、「(S班も合流し)いよいよ長いペナントレース、シーズンが始まる。S班たちの動きもよかったし、どこか緊張感もありました。宮崎から来た選手たちも『(S班を)一発、食ってやるぞ!』っていう、そういう姿が僕には見えた。別々の場所で凌ぎあっていたものが交わって、大きな渦になるのではないかと思っています」と、力強く語った。
 
 リーグ3連覇、そして日本一奪還へ向け、開幕1軍メンバー入りを懸けたチーム内での戦いは、ここからより激しさを増していくことが予想されるが、指揮官はその選手たちをどう選んでいくのか。

「やはり実力至上主義。その1点でしょうね。ただ、今のところはもう少しフラットに見ている方がいいと思いますし、僕自身も(選手たちを)フラットに見ていきます」

 明日17日から対外試合(対広島)が始まる。ドラフト1位・平内の先発が発表されているほか、2メートル高卒ルーキー・秋広の起用も有力視される。フラットな視点で戦力を見極めるという原監督の視界に入ってくる選手は、果たして誰なのか。投打ともにアピール合戦必至となる今後の練習試合に俄然注目だ。

取材・文●岩国誠

【キャンプPHOTO】巨人|宮崎キャンプの様子をお届け

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